◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.167  2014/2月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■   ■2014年2月22日(土)例会■ ■1.大澤酒造(長野県佐久市)  純米吟醸  「明鏡止水」  原料米;−、 精米歩合;麹米50%/掛米55%   【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+4.0 【酸度】1.6   1.8L \2,752 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+  E寸評;米のもつ甘味と吟醸香が渾然と混じり合い、サラリとした旨さを倍加して いる。渋味が若干残るが、味わいのバランスは良い。 ■2.松瀬酒造(滋賀県竜王町)  純米吟醸  「松の司・楽」 しぼりたて生 原料米;竜王町産米、 精米歩合;60%   【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+3〜+5 【酸度】1.4  【酵母】自社株 1.8L \2,940 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+  E寸評;味わいバランスして清楚。青春の青臭さが特徴で、これからの可能性を 内に秘め複雑な味わいをバランスさせながら、若さを発散させる。 ■3.澄川酒造場(山口県萩市)  純米吟醸  「東洋美人・原点」 生新酒 原料米;−、 精米歩合;60−50%   【アルコール分】 16度   1.8L \3,150 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;大水害から仲間達の力によって、蔵が立ち直り、原点から出直した最初 の酒。 旨さが十分に詰まった吟醸酒。これだけの吟醸酒を醸すことが出来れば、蔵の 出発もまずは成功。滑走路から飛び立つことが出来たのですから、これからは 大空に高く羽ばたいてください。 ■4.宮坂醸造(長野県諏訪市)  純米吟醸  「真澄」 搾りたて生原酒 原料米;−、 精米歩合;55%   【アルコール分】 17度   1.8L \3,255 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+  E寸評;おせ押せで、全ての五味が押し寄せてくる。その五味が、オーケストラ の音のようなハーモニーがなく、ばらばらの味わいが雑然と押し寄せてくる。 ■5.車多酒造(石川県白山市)  純米大吟醸  「天狗舞」 生詰め 原料米;−、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15〜16度   1.8L \3,570 A;味3、B;香り3、C;コストパフォーマンス2、D;総合評価3  E寸評;色濃く古酒になって老香が十分。ここまで味わいが崩れてしまったら大 吟醸酒が泣く。品質管理が出来ていないのが残念。もう少し早い出会いが欲し かった。 ■6.磯自慢酒造(静岡県焼津市)  純米吟醸  「磯自慢」  原料米;山田錦、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+3〜+5 【酸度】1.25  【酵母】New-5(静岡) 1.8L \4,064 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;飲み手を唸らせる旨さがある。ここまで旨い酒に、なかなか出会えない。 値段も良いが味も良く、価格以上の力がある。 あまり褒めると、私が買えなくなるので評価はここまで。   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回3月例会は29日です。メルマガは3月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  「梅は咲いたが桜はまだかいな」、の季節になっています。梅は開花時期を迎え 良い香りを発散させていますが、ソメイヨシノはまだ硬い小さな花芽を付けている だけです。東京ではたった27cmの大雪を二週連続で降らし、裏路地には寄せら れた雪がまだ残っています。これから一気に春めいてくるのを楽しみに待っていま す。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html