◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.170  2014/5月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2014年5月31日(土)例会■ ■1.三和酒造(静岡市清水区)  純米吟醸  「臥龍梅」 生原酒 原料米;富山五百万石、 精米歩合;55% 【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+4 【酸度】1.4   1.8L  \2,808 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4 E寸評;米の甘味と香りが立つ。どの様な加減か、口中に苦味が残りインパクト がない。 ■2.墨廼江酒造(宮城県石巻市)  純米吟醸  「墨廼江・蔵の華」  原料米;蔵の華、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \2,916 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4  E寸評;上手いがそれだけ。力弱く、気力に欠ける。 ■3.府中誉酒造(茨城県石岡市)  本醸造  「大平海」 無加圧生酒 原料米;五百万石、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度 1.8L \3,189 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価4 E寸評;しぼりに無加圧だとか、55%の精米歩合だとかに関係なく、味わい 雑で薄っぺら。しょせんアルコール添加量が多く吟醸と呼べなくなってしまっ たのでしょうか、 可哀相な姿をさらしている。府中誉としたことが、どうしたの でしょうか。 ■4.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 無濾過 原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5  E寸評;香り豊で、旨味充分、安心して飲める。バランス良く飲み手を魅了する。 ■5.神沢川酒造場(静岡市清水区)  純米吟醸  「山影純悦・正雪」 生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15〜16度 【日本酒度】+3 【酸度】1.3   1.8L  \3,600 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;うすにごりで、開栓時に”ポン”と音を立てて景気づけする。清楚な味わ いと、若葉の青臭い香りがコラボして、旨味を主張している。正雪の看板商品だ け有って、佳酒と呼ばれる力を持っている。 ■6.富士高砂酒造(静岡県富士宮市)  純米吟醸  「高砂」 無濾過 原料米;備前雄町、 精米歩合;55%   【アルコール分】 17度 1.8L \3,700 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;<銘酒市川オリジナル>24BY。旨い。香り高く、味わいに五味バランス して奥深く広がりを感じる。これも佳酒として、呼ぶにふさわしい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回6月例会は28日です。メルマガは6月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  東京は31度の気温を記録して、本日も同じぐらいに上がるだろうと言われてい ます。 まだ、入梅の宣言を聞いていませんが、四季のある日本では、それも楽しみの内 としましょう。紫陽花が綺麗に咲き誇り、ジューンブライドと呼ばれる若者には嬉し い季節になりました。私事ですが、姪っ子がこの6月に式を挙げることになってい ます。四季の移り変わりのように、人生にも通り抜ける四季があるようです。                                編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html