◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.171  2014/6月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2014年6月28日(土)例会■ ■1.滝自慢酒造(三重県名張市)  夏吟醸  「滝自慢」  原料米;麹米・山田錦20%/掛米・三重神の穂80% 、 精米歩合;麹米50%/掛米55% 【アルコール分】 15度  【日本酒度】+5 【酸度】1.2   1.8L  \2,624 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;香りさわやかで、旨味充分、この価格からは想像も出来ないコストパ フォーマンス最高の上質酒。食中酒としたら肴を負かさず、料理を楽しませて 自分も主張できる、廻りに気配りできる酒です。 ■2.加藤喜八郎酒造(山形県鶴岡市)  特別純米  「大山」  原料米;−、 精米歩合;60%   【アルコール分】 13度  1.8L  \2,808 A;味5、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+  E寸評;味わい乗って旨さが上がってくる。香り控えめで、口中に酸味が若干残 るが、アルコール度数の低さを感じさせない。 ■3.大澤酒造(長野県佐久市)  純米吟醸  「明鏡止水」  原料米;−、 精米歩合;麹米50%/掛米55%   【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+4 【酸度】1.6   1.8L  \2,830 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+  E寸評;旨さがあるのだが、酸味がキツく味わいバランスが崩れて、のど元に 引っかかる。 ■4.寒紅梅酒造(三重県津市)  純米吟醸  「寒紅梅」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15度 1.8L  \3,240 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;甘くとろりと口中を通過する濃厚タイプ。旨味と香りが高い所で競い合っ ている。厚味と深味があって、ゆったりと楽しめる。 ■5.来福酒造(茨城県筑西市)  純米吟醸  「来福」 生原酒 原料米;雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】 17度  【日本酒度】+3 【酸度】1.8   1.8L  \3,240 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;香りが華やかに立ち、旨味は充分バランスが取れて欠点が見えない。 旨さが十分に詰まって、奥深く味わいバランスした佳酒。決して厚化粧の中年女性 ではない。 ■6.旭酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「獺祭(だっさい)」 生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;39%   【アルコール分】 16度  1.8L  \5,828 (手数料含む) A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション金賞受賞酒。 入手不可能に近い人気一番の銘酒。さすが旨く、奥行き深く旨味充分。 あまり褒めるのは止めます。私も手に入らなくて難儀をしたので・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回7月例会は26日です。メルマガは7月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  東京は入梅に入ってから連日のように雨と雷が暴れています。ヘソ欲しさに地 上に落ちてくるのには閉口します。梅雨に似合う紫陽花もこの雨ではゲンナリで しょう。  町を歩いていても、突然のスコールのような激しい雷雨に追いかけられて、落ち 着いた出歩きも出来ません。今も雷を交えた激しい雨が降っています。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html