◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.172  2014/7月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2014年7月26日(土)例会■ ■1.長生社(長野県駒ヶ根市)  特別純米  「信濃鶴」 無濾過生原酒 原料米;−、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16度   1.8L \3,132 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;何も足さず、何も引かず、あるがままに素直に対峙する柔らかさ、味わい 深いが、さらりと口中を抜ける。  もう一つの、純米「信濃鶴」60%精米、\2,100(税込み)が旨い。雑味は皆無で、 旨さだけの酒、という感じ。食中酒としては味わい最高、コストパフォーマンス最高。 私も人の子、あまり褒めると買えなくなるので、これ以上は言わない。 ■2.酒田酒造(山形県酒田市)  大吟醸  「上喜元 裏ラベル」 押切 原料米;山田錦、 精米歩合;35%   【アルコール分】 17度   1.8L \3,456 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酸味が出てしまったが、旨味は充分詰まってボリュームがある。 ■3.分福酒造(群馬県館林市)  大吟醸  「分福 裏ラベル」 原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;40%   【アルコール分】 18度  【日本酒度】+4 【酸度】1.4  1.8L \3,456 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;氷温10年貯蔵。歳をとってもその元気さは若者に負けない。年寄り臭さ はなく清楚。顔をアップで撮らなければ、若者以上に貫禄と深みが有り、現役で 他を圧倒する。 ■4.小林酒造(栃木県小山市)  純米吟醸  「鳳凰美田」 無濾過生酒 原料米;愛山、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16〜17度  1.8L \3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;押しつけがましい旨さを主張せず、極自然に飲み手を魅了し、飽きさせな い。清楚な酸味と味わい深い旨味が、口中でおどる佳酒。 ■5.日の丸醸造(秋田県横手市)  大吟醸「十文字 裏ラベル」責め取り生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;45%   【アルコール分】 17度   1.8L \3,672 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5 E寸評;僅かに白濁した液の中から、旨さとコクが伝わってくる。ふかみ、広がりが 充分で飲み手を魅了する。 ■6.加茂福酒造(島根県邑南町)  純米大吟醸  「死神 裏ラベル」 斗瓶囲い 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 17〜18度   1.8L \4,320 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;酸味渋みが残り、旨味を相殺して懐に取り込ませない。液温が常温でなく 若干冷やしてあるので、片口に入れて常温に戻し、空気に触れさせたら、旨味が 上がって、渋みも旨さの中に含まれバランスした旨さが取り戻せた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回8月例会は30日です。メルマガは8月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  季節の移り変わりは速いもので、梅雨も明けて夏本番に突入です。連日のギラ ギラ太陽が肌をチリチリと刺してきます。毎日熱中症で倒れる人が記録的な数字 で新聞紙上を賑わしています。身体が暑さに追いつかないときは、日本酒を飲ん で勝ち抜きましょう(?)。夏祭りも本番になって、近くの公園では、盆踊りのやぐら の準備が進んでいます。御輿はまだ倉からお出ましにはなっていませんが、間も なく陽の下に出てくるでしょう。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html