◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.173  2014/8月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2014年8月30日(土)例会■ ■1.初亀醸造(静岡県藤枝市)  純米  「初亀」 無濾過生酒 原料米;−、 精米歩合;60%   【アルコール分】 15〜16度  【日本酒度】 +2 【酸度】1.75   1.8L \2,880 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4  E寸評;食中酒として肴を助け自らを殺して、座を喜ばせる。締まりが無く、力強さ が無い。 ■2.清水三郎商店(三重県鈴鹿市)  純米吟醸  「作(ざく)」 中取り 原料米;恵乃智、 精米歩合;60%   【アルコール分】 16度  1.8L \3,024 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+  E寸評;吟醸香が素晴らしく、さわやかに鼻に抜ける。味わい軽快で、雑味なく バランス取れて深味が有って、するりと喉を通る。 ■3.金光酒造(東広島市黒瀬町)  純米吟醸  「賀茂金秀」  原料米;雄町、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16度  1.8L \3,240 A;味3+、B;香り3+、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3+ E寸評;五味バランスせず、渋み、苦味が勝って旨味を殺す。雄町の旨味はどこ にも無い。どうしてこの様な仕込みになったのか。しかし、片口に入れて空気に さらすと、渋み等が薄まったが。 ■4.来福酒造(茨城県筑西市)  純米吟醸  「来福」  原料米;愛山、 精米歩合;50%   【アルコール分】 15度  【日本酒度】0 【酸度】1.1  1.8L \3,348 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+  E寸評;旨味は充分有るが、アルコール度数が低い分、勢いと力が無く、言葉を 変えれば柔らかい。どこにも居る井戸端会議に熱中しているおばさん達のよう で、魅力に乏しい。 ■5.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 無濾過生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;五味バランスして、旨さ充分。強さは無く、優しく飲み手を誘惑する。つい つい深窓の女性に手を出す事になった。 ■6.磯自慢酒造(静岡県焼津市)  純米吟醸 「大井川の恵み」 無濾過生酒 原料米;五百万石、 精米歩合;55%   【アルコール分】 15〜16度   【日本酒度】+5〜+7 【酸度】1.2  【酵母】NEW−5  1.8L \3,573 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;磯自慢はオール5が付く、優等生なのに今回はどうしたことか。精米歩合 50%の方を選べば良かったのか。ほんの5%の違いがこんなにも違う物なのか。 旨さはあるが、若干の雑味がある。その為、今一歩近づけない。しかし、片口に入 れて飲むと、雑味は消えたが、旨味も薄まった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回9月例会は27日です。メルマガは9月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  季節の移り変わりは速いもので、屋外では蝉時雨が降り注いでいますが、気温 は10月の初めという温度になっています。思いっ切り夏から秋にジャンプです。 夜になれば公園の草むらから、虫の声が聞こえてきます。虫達も季節の替わり目 に付いていけないのでしょうか。気の早い桜も、葉を落とし始めています。 体調変化にはお気をつけ下さい。美味しいお酒を飲むためにも。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。 ◎吟醸酒ニュース のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000093635/index.html