◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.179  2015/2月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2015年2月28日(土)例会■ ■1.飯沼本家(千葉県酒々井町)  純米吟醸  「一喜」 直汲み生酒 原料米;麹米・山田錦/掛米・酒こまち、 精米歩合;55%   【アルコール分】 17度  1.8L \2,808 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;新酒の味わいがいっぱい。炭酸味が口中を差し、旨味が伝わってこない。 ■2.早川酒造(三重県菰野町)  特別純米  「田光(たびか・裏)」 袋搾り生酒 原料米;雄山錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17度  1.8L \2,916 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;香り強く、その香りが口中で暴れる。渋みが強く二杯目が遠退く。 ■3.恵那醸造(岐阜県中津川市)  純米吟醸  「鯨波」 無濾過生酒 原料米;ひだほまれ、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度  1.8L \3,024 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;新酒のため、去年飲んだ熟成感が消えた味わい。まだまだ硬く旨味が出 ていない。 ■4.林本店(岐阜県各務原市)  純米吟醸  「百十郎」 無濾過生酒 原料米;秋田酒こまち、 精米歩合;60%  【アルコール分】 16〜17度   1.8L \3,346 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;ラベルの美しさに見せられて手の中に入れたが、新酒独特の渋みと辛さ が口中を差す。旨味が上がってきたら、美酒になるのでしょう。   ■5.加茂福酒造(島根県邑南町)  純米大吟醸  「死神(裏)」 生酒 原料米;佐香錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 17度 【酵母】 島根大学HA11 1.8L \3,672 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;吟醸酒ブームと言われていますが、消費者の私には直接関係が無いと 思っていたら大間違い。通年山田錦で醸されていた酒が、山田錦の不足により 佐香錦で造られた。しかし、代役が主役を越えてしまい、堂々の貫禄を示した。 ■6.北安醸造(長野県大町市)  大吟醸  「あづみ野育ち」 生原酒 原料米;ひとごこち、 精米歩合;39%   【アルコール分】 18度 【日本酒度】 +4 【酸度】1.2  【酵母】K1801号  1.8L \3,672 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5  E寸評;香り高く、味わい丸く、ふくよかな味わいが飲み手を包み込んで、うれしい。 味わいバランスし、奥行き広がり申し分なく、安心して飲める佳酒。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回3月例会は28日です。メルマガは3月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  新酒の季節と裏腹に杉花粉の時期もやって来ました。毎年悩ましい季節で、嬉し いような苦行のような複雑な季節です。今年は早々に鼻炎が暴れています。  この時期、嬉しい便りは生まれ出てくる新酒。年が変わろうが、毎年これから芸術 品のようなお酒たちの誕生を期待してやみません。しかし、今回飲んだ新酒達は、 まだまだ硬く熟し柿のような味わいはありませんでした。これからです。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。