◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.180  2015/3月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2015年3月28日(土)例会■ ■1.木村酒造(秋田県湯沢市)  特別純米  「福小町・号外編」 生原酒 原料米;めんこいな、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17.6度 【日本酒度】 −1.5 【酸度】1.5  【酵母】K1801号   1.8L \2,916 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;味わい香り豊で飲み口は酒米のネーミングのようにめんこいな。角が取れ ていなく、硬さが抜けないが、その若さが旨い。 ■2.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 無濾過生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;60%  【アルコール分】 17〜18度 1.8L \2,916 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;青味がさわやかで春風に乗ってきたように、青空の下で泳いでいる。新酒の 酸味が心地よい。 ■3.平孝酒造(宮城県石巻市)  純米吟醸  「日高見」 生酒 原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,240 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨味十分で後引き女です。味わい十分で旨いが渋みを感じる。辛口を地で 行っているが飲みやすい。 ■4.三浦酒造(青森県弘前市)  純米吟醸  「豊盃」  原料米;華想い、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15〜16度 1.8L \3,394 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;いつもながら豊盃は旨い。米の甘味と旨味が踊り、その優しさがバランスして 飲み手を夢心地の世界に誘う。 ■5.下村酒造店(兵庫県姫路市)  純米  「奥播磨」 袋吊り生酒 原料米;夢錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17〜18度 1.8L \3,701 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;袋吊りにしては香り豊で旨さを引き立てる。色合い薄く琥珀色に染まり旨さが 飛び出してくる。 ■6.八戸酒造(青森県八戸市)  純米大吟醸  「陸奥八仙」 生原酒 原料米;華想い、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度 1.8L \3,888 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨いが渋みをともなって口中を差すが、バランスして五味十分。今飲むより、 もう少し寝かせると、熟成感が出てもっと旨くなるでしょう。  上記「豊盃」と比べると、同じ酒米を使っていますが、作り手によりこんなにも違って きます。同じ酒米だとは、言われなければ気が付きません。 ※ 新酒が出揃って春本番になってきました。生まれたての酒たちですから、とがって いたり、酸味が旨味を邪魔したり、上手くハーモニーが取れて居なかったりしますが、 それは新酒の特徴でしょう。新酒に熟成感を求めてはいけません。 その新酒を楽しむのは今! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回4月例会は25日です。メルマガは4月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  南から桜前線が北上していて、東京では五分咲きになっています。マスコミでは 花見の写真を載せて煽っていますが、毎年のことですが、まだまだ寒さは厳しく ユックリとは花見も出来ませんが、仲間が集まっての酒盛りは楽しいものです。 花より団子といきましょうか。今年は4月に入ってからの週末も楽しめる絶好のお 花見ウイークになっています。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。