◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.188         2015/11月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2015年11月28日(土)例会■ ■1.千代の光酒造(新潟県妙高市)  吟醸  「千代の光」 ひやおろし 原料米;−、 精米歩合;54%  【アルコール分】 15度  1.8L \2,343 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;新酒の若さがただよい、まだまだ元気いっぱいです。肴を殺さず、自分も殺 さず、節度を持って晩酌にお付き合いをしてくれます。背伸びしないで飲めます。 ラベルの裏側に本物の赤いモミジが埋め込まれています。妙高から来た秋です。 ■2.英君酒造(静岡市清水区)  純米  「英君 しぼりたて槽口詰め」 生酒  原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 16〜17度  1.8L \2,700 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酒色色濃く、秋に入って熟成感イッパイ。丸みが出て優しさ充分。この蔵 元さんの酒は、どうしても一枚ベールが掛かって、旨さを表現出来なかったのが、 仕込み水が変わって、一皮むけました。旨さが一気にほとばしり始めました。 ■3.八百新酒造(山口県岩国市)  純米  「雁木 ひやおろし」 無濾過酒 原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 17〜18度   1.8L \2,808 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;あまり褒めると私が買えなくなると大変ですから、今回は褒めません。 この値段ではしょうが無いのでしょうが、無難な味わいで、秋の初めの頃と違って 力を失っています。旨いんですよ、雑味なくバランスも良いのですから・・・。 ■4.三和酒造(静岡市清水区)  純米大吟醸 「臥龍梅 短稈渡船」 生貯原酒 原料米;滋賀渡船6号、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+2  【酸度】1.3  1.8L \4,104 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5 E寸評;酒色澄んで新酒の若さと、清楚で力が有る。酸味が透き通って華やかさが ある。もう少し手が届く価格ならベストなのですが・・・。 ■5.神沢川酒造(静岡市清水区)  純米大吟醸 「正雪 備前雄町」 生貯蔵酒 原料米;雄町、 精米歩合;45%  【アルコール分】 15〜16度   【日本酒度】+0  【酸度】1.2  1.8L \4,320 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;26BY <火入れ>。酒蔵さんの意見とは違いますが、この雄町が正雪の ベストだと思います。香り立って品性豊かで旨さ充分。旨さのエキスがギュッと詰 まって、酒の旨さの神様が宿っている。あれ〜、これも褒めすぎると、私の首を絞 めるか・・・。 ■6.旭酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「獺祭 磨き三割九分」 原料米;山田錦、 精米歩合;39%  【アルコール分】 16度  1.8L \4,835 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;売れて売れて、なかなか買うことが出来ない酒になってしまいました。今更 褒めても二番煎じになるでしょうが、旨い。香りも抑え気味、味わいサラリとして、 飲み手に媚びない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回12月例会は26日です。メルマガは12月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  この時期になると蔵元でも本格的な仕込み時期になっています。売れ残った吟 醸酒を・・・、失礼、熟成酒と新酒が並行して市場に出てきます。その味わいの違 いを楽しむのも今の時期です。  東京では銀杏が色ずく時期ですが、ソメイヨシノと違って一斉に色づく訳ではなく、 落葉しているところもあれば、まだ青々と葉を茂らせているところもあります。皆、 葉を落とした頃が冬将軍の到来となるのでしょう。それにしても、クリスマスの飾り 付けと音楽が街中を染めていますので、せわしなくなって来ました。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。