◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.189         2015/12月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2015年12月26日(土)例会■ ■1.来福酒造(茨城県筑西市)  純米吟醸  「来福」 生酒 原料米;吟風、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度  【日本酒度】+3 【酸度】1.5  1.8L \2,961 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;北海道産の酒造好適米”吟風”を使っている。この値段ではコストパ フォーマンスが良く、酸味がキツイが白濁した中から旨味が伝わる。 ■2.三浦酒造(青森県弘前市)  純米吟醸  「豊盃」 生酒 原料米;−、 精米歩合;麹米55%/掛米60%  【アルコール分】 16〜17度 1.8L \2,998 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;雑味も無く旨さが上がって飲みやすい。白濁した中に旨味が伝わる。 人気が高く買いずらい品種だが、この味わいなら、他の蔵元でも楽に手に入る。 ■3.新澤醸造店(宮城県大崎市)  純米吟醸  「あたごのまつ」 本生酒 原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度  1.8L \3,132 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酸味がキツく口中を差す。白濁した酒の中からピリッとした軽快な味わい が伝わる。 ■4.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  純米吟醸  「雑賀」 生原酒 原料米;雄町、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度  1.8L \3,240 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酒に色が付いているが、香りが豊か。ひやおろしと表示があり丸みが 付いて、旨さが上がっている。決して老いていない熟女。 ■5.楯の川酒造(山形県酒田市)  純米大吟醸  「楯野川」 生酒 原料米;美山錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度 1.8L \3,348 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;丸みもあって飲みやすいが、酸味がキツく若さバンバン。蔵元の意欲は 伝わってくるが、透明瓶は如何なものか。 ■6.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」 生原酒 原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度   1.8L \3,564 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;白濁した中から、生まれたてなのでしょう、若く角が取れていない。 しかし、熟成したときのイメージがわかないので、飲むなら今でしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回1月例会は30日です。メルマガは1月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  寒さも厳しくなって、クリスマスの喧騒はなくなりましたが、歳末の慌ただしさは相 変わらずです。蔵元も吟醸酒の生産が本格化する時期になりました、早熟な吟醸 酒がお披露目になっていますし、舞台の袖では出を待っている名優が大勢います。 その出を待ちわびるシーズンになりました。  街中では、注連飾りや正月用品の飾り物を売る店が出ています。もうわずかで、 新春を迎えます。「良き新春をお迎え下さい」。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。