◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.198         2016/9月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2016年9月24日(土)例会■ ■1.小島酒造店(茨城県塩谷町)  吟醸  「かんなびの里」  原料米;あさひの夢、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15〜16度 1.8L \3,292 A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価3 E寸評;蔵元保存が悪いのでコメントはしません。 ■2.高千代酒造(新潟県南魚沼市)  純米大吟醸  「高千代」 生酒 原料米;一本〆、 精米歩合;48%  【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】+-0  1.8L \3,672 A;味5、B;香り4、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;香りがキツく、部屋中が吟醸香で充ち満ちて、その存在感を知らしめる。 味わい濃厚で飲み手を魅了する。肉料理のステーキやカツには合うでしょう。 ■3.葛城酒造(奈良県御所市)  純米大吟醸  「百楽門」 生酒 原料米;雄町、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度  【日本酒度】 +2  【酸度】1.4  1.8L \3,780 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;ふくいくとした香りと旨さが口中を駆け巡る。色濃く、バランスして味わい 豊か。安心して付き合える佳酒。 ■4.宮泉銘醸(福島県会津若松市)  純米吟醸  「写楽」  原料米;備前雄町、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,780 A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価 E寸評;上記「百楽門」と原料米が同じ雄町で、地理的にも離れているのに一卵性 双生児のごとく良く似た二人です。どちらが姉で妹か分からないが、バランスは 百楽門、パンチは写楽。酸味が旨味の邪魔をする。 ■5.高橋庄作(福島県会津若松市)  純米吟醸  「会津娘」  原料米;短稈渡船、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度  【日本酒度】 0〜+3  【酸度】1.4〜1.6  1.8L \4,428 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;味わい素直で、口中を自然に通り越してはらわたにしみ込んでいく。決して 表にしゃしゃり出ないが、実力満点のお嬢さん。こちらは高千代と違って、刺身や 日本料理に合う。 ■6.加茂福酒造(島根県邑南町)  純米大吟醸  「死神・裏ラベル」 斗瓶取り 原料米;佐香錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 17度  【酵母】島根大学 HA11   1.8L \4,500 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;2014年までの原料米は山田錦でしたが、前回は変更して佐香錦。価格 も\3,672(1015年2月)から上がっています。あまり旨いと言わないようにします。 が、あの旨さは何処に行ったのだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回10月例会は29日(土)です。メルマガは10月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  東京地方は台風の襲来と雨模様と曇り空で、日が差したのはこの一月当たりは 合計数時間だったと気象庁が発表しています。中秋の名月と言われた十五夜も雲 に邪魔されて顔を観ることが出来ませんでした。この影響で米の不作が心配ですが、 特に酒造好適米の出来高が心配です。酒造好適米は食米と違って稲の背が高く、 風の影響をもろに受けて倒れる確率が高いのです。被害が出ている地域は、早い 復旧を心から願うばかりです。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。