◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.199         2016/10月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2016年10月29日(土)例会■ ■1.高井(群馬県藤岡市)  純米吟醸  「巌」 中取り本生 原料米;五百万石、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16〜17度  【日本 酒度】+3  【酸度】1.8 【酵母】協会1401号   1.8L \2,740 A;味4+、B;香り4、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;円熟した女性のように濃厚で味わい充分。秋も深まり酒の味わいが濃厚 になったが、決して味わいは力を失せていない。 ■2.田中屋酒造店(長野県飯山市)  特別純米  「水尾」 生酒 原料米;金門錦、 精米歩合;59%  【アルコール分】 15度   1.8L \3,020 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;新酒時の味わいが残って、サラリとした若い味わいがある。食中酒として どんな肴にも合う。 ■3.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  純米吟醸  「雑賀」 ひやおろし 原料米;雄町、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,240 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酒色に今までの時間を感じさせ、古酒然とした趣があるが、味わい深く 旨味充分で、酒の旨さを堪能できる。 ■4.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 15度  1.8L \3,305 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;味わいバランスして深みあり、香り立つ。いつ飲んでも間違いの無い、 安心して呑める優れた佳酒。 ■5.天吹酒造(佐賀県みやき町)  純米大吟醸  「天吹・金色」 生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨い。夏を越えて旨味が上がってきた、秋上がりの佳酒。品性高い熟女 の趣があり、この微笑みに引きずり込まれてしまう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回11月例会は26日(土)です。メルマガは11月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  秋も深まってきて、関東周辺の山々では紅葉の便りが聞かれる季節になって来 ました。  10月は、どの蔵元も新酒造りに入る時期です。次回には、その新酒の顔が観ら れることでしょう。しかし、各地で地震や水害による被害が出ていますが、蔵元の 中には被災したところも有るよで、早い復興を念じます。  最近は酒造好適米の種類が増えて、山田錦一辺倒だったのが、地域の酒造好 適米の能力が上がって、美酒が沢山造られています。元からの酒造好適米だけ に頼った造りから脱皮して新しい酒造好適米を使いこなして、数々の美酒が生ま れることを飲み手は願望しています。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。