◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.202         2017/1月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2017年1月28日(土)例会■ ■1.富士高砂酒造(静岡県富士宮市)  純米吟醸  「高砂・雄町」  原料米;備前雄町、 精米歩合;58%  【アルコール分】 15〜16度 【日本酒度】 +5  1.8L \3,198 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;雄町の良さを全部引き出して、重厚で濃厚な旨味と香りがあふれ出ている。 品性良く清楚で旨味充分。 ■2.府中誉酒造(茨城県石岡市)  純米吟醸  「渡舟」 無?過酒 原料米;短稈渡船、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15度   1.8L 3,240円 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;香り高く旨味充分。味わいバランスして奥行きも有り品性イイ。 ■3.八百新酒造(山口県岩国市)  純米  「雁木」 無?過生原酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 17度  1.8L 3,456円 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;新酒の酸味が口中をよぎる。香り高く、味わい媚びずいつもの雁木がそこに 有る。 ■4.竹鶴酒造(広島県竹原市)  純米吟醸  「小笹屋竹鶴」 原酒 原料米;大和町雄町、 精米歩合;65%  【アルコール分】 20度   【酵母】 協会701号    1.8L 3,564円 A;味3、B;香り4、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価3 E寸評;1年前の古酒。精米歩合が低いせいか、色濃く、老香が口中を駆け回る。 熟成酒と言うより、管理がまずく夏が越せずに酒の旨さが飛んで腰砕けになって しまった。アルコール度数は高いが、その感は無い。 ■5.神沢川酒造場(静岡市清水区)  純米吟醸  「正雪・山影純悦」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度 【日本酒度】 +0  【酸度】1.3  1.8L \3,600 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;正雪の看板商品が、今年はどうしたのでしょう。あの旨さに物足りなさを感 じる。奥行きも深さも感じられず、旨味成分も感じられない平坦な水のようだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回2月例会は25日(土)です。メルマガは2月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  寒さも底の二十四節気の寒です。東京でも氷点下になる事もあって、池には薄 氷が張ります。 この時期は『燗酒』がもっとも受け入られる時期です。いつもより暖かめの燗酒で 心の芯からあたたまる季節です。温かい光に包まれて、家族団らんの内に飲む 酒は最高です。この時期に仕込まれる日本酒は一番旨い酒が出来ると言われ吟 醸酒の誕生が目白押しです。蔵元さんは大変でしょうが、飲み手とすると楽しさ イッパイの季節になります。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。