◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.207         2017/6月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2017年6月24日(土)例会■ ■1.松崎酒造店(福島県天栄村)  特別純米  「廣戸川」  原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \2,700 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;米の旨味が伝わってくるが、渋味が強くバランスに欠ける。 ■2.仙頭酒造場(高知県芸西村)  純米吟醸  「土佐しらぎく涼み」  原料米;八反錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 14〜15度  1.8L \2,916 A;味4+、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;旨いが味わい淡泊で物足りない。料理屋さんで、そこの料理と合わせて?む のであれば料理をいじめず、引き立てるのでベストでしょう。 ■3.萩野酒造(宮城県栗原市)  純米吟醸  「萩の鶴」  原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 15度   1.8L \3,024 A;味4+、B;香り4、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;味わいバランスして旨さがあって、雑味も無く安心して呑める。淡麗な吟醸酒 ですから、料理と共に安心して呑める。 ■4.川鶴酒造(香川県観音寺市)  純米吟醸  「川鶴」 原酒 原料米;−、 精米歩合;58%  【アルコール分】 14度   1.8L \3,240 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;渋味、酸味が口中を差す。バランスを欠いて清楚な味わいはなく、 垢抜けしない。 ■5.小林酒造(栃木県小山市)  純米吟醸  「鳳凰美田」 生酒 原料米;赤磐雄町、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,672 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;バランスした丸い味が一番に口中を賑わすが、力が無くひ弱で、合わせる料 理に負けてしまう。いつもの鳳凰美田らしさが無い。 ■6.仙頭酒造場(高知県芸西村)   純米吟醸  「美潮(みしお)」  原料米;高知県産吟の夢、 精米歩合;50%  【アルコール分】 15〜16度 1.8L \3,780 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;バランスした味わいで奥深さを感じるが、雑味があってさわやかさが無く、 今ひとつ訴える力にとぼしい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回7月例会は29日(土)です。メルマガは7月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  東京は入梅になっても、梅雨らしい雨が降りませんが、今朝は霧のようなぬか雨が 降り続いています。梅雨の雨はベタベタしたイヤな印象しか有りませんが、今朝は季 節の雨を感じよく、身体が受け応えています。身体の感覚って面白いもので、無い物 ねだりなのでしょうか。  各都道府県の酒造組合が東京で今年の酒の出来具合の品評会を開いています。 先ず感じるのは、杜氏さんと経営者が若返ったことです。その結果、今までのしがらみ を取り払い、若い感性で酒を醸していることです。その結果、素晴らしい酒が沢山生ま れてきたことです。これからの時代若者に任せられないような狭量な年寄りが頑張って いる蔵元は取り残されていくのでしょう。スポーツの世界でも、将棋でも若者が頑張って います。若者にエールを送ります。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。