◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.208         2017/7月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2017年7月29日(土)例会■ ■1.木村酒造(秋田県湯沢市)  特別純米  「福小町」  原料米;備前雄町、 精米歩合;60%  【アルコール分】 15.5度  【日本酒度】 −0.5 【酸度】1.3 【酵母】協会1801号  1.8L \ 3,024 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;酸味が口中を差すが、旨さは上々。 ■2.八戸酒造(青森県八戸市)  吟醸  「八仙・ピンクラベル」 無濾過生酒 原料米;華吹雪/まっしぐら、 精米歩合;麹米55%/掛米60%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,024 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;味わいバランスして旨さが広がる。決して自ら旨さを誇らないが、飲み手の心 を離さない美酒。今月のベストワン。 ■3.新澤醸造店(県市)  純米吟醸  「あたごのまつ・ささら」 生酒 原料米;−、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \3,024 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;蔵元では「究極の食中酒」を目指した酒。味わい酸味がきつく、肩肘張った味 わいは食中酒として誉められない。焼肉やステーキには合うでしょうが、白身魚の刺 身や冷や奴には酒が勝ちすぎて合わない。 ■4.八戸酒造五戸工場(青森県五戸町)  純米吟醸  「如空 想(そう)」 生酒 原料米;華想い、 精米歩合;50%  【アルコール分】 17度   1.8L \ 3,456 A;味4、B;香り5、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;旨さを感じる前に渋味と酸味が口中で広がり、バランスを崩した旨味が失恋の 元になる。これだけの酒を装うには、透明瓶はいただけない。 ■5.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  大吟醸  「雑賀」 生酒 原料米;−、 精米歩合;麹米45%/掛米50%  【アルコール分】 16度    1.8L \3,996 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;27BY低温一年熟成酒。酒の色合いは濃く色づいて古酒を思い起こさせる。 しかし中身は、口中でほんのり熟成された旨味を感じさせ、老香は全く無い。丸くころ ころと転がる旨さに、丁寧に熟成された箱入り娘で嫁の貰い手が殺到するでしょう。 ■6.八百新酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「雁木・ゆうなぎ」 無濾過 原料米;山田錦、 精米歩合;45%  【アルコール分】 16度   1.8L \4,860 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価5 E寸評;旨味のある酸味が口中に溢れ、味わいも深くキレもあるが、五味がバランス していない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回8月例会は26日(土)です。メルマガは8月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  今年の天候は不思議です。梅雨に入った途端カラッとした天気が続き、真夏の到来 かと思わせたのに、梅雨明け宣言した途端、雨が続いています。勝負事も、裏目裏に に出ることが有ります。今の気象庁がその状態で、苦しい状態が続いています。  町内の盆踊り大会がこの土・日曜日で行われていますが、昨夜の大雨で中止になり、 隅田川の花火大会は大雨の中決行されました。でも、例年は90万人の来場者を数え るのに、75万人しか集まりませんでした。当、酒の会も花火大会や大雨で来場者の足 も湿りがちです。  お酒の方は、春先に生まれ出たときと違って、味わいに落ち着きを増してきました。 ヤンチャ娘が、女盛りに変身し始めています。これからが益々楽しみです。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。