◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.210         2017/9月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2017年9月30日(土)例会■ ■1.富士高砂酒造(静岡県富士宮市)  純米 「高砂」 生酒 原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 18.1度 【日本酒度】+10  【酵母】静岡酵母  1.8L \ 2,797 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4 E寸評;酸味がきつく、旨味を殺している。焼肉やステーキにはピッタリ合うでしょう。 ■2.旭酒造(山口県岩国市)  純米大吟醸  「獺祭50」  原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,078 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;雑味なくバランスした味わいで安心して呑める佳酒。 ■3.英君酒造(静岡市清水区)  特別純米  「英君」 生酒 原料米;誉富士、 精米歩合;60%  【アルコール分】 17〜18度  【日本酒度】 +−0 【酸度】1.5 【酵母】静岡NヒW-5  1.8L \ 3,240 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;色濃くて旨味は充分。味わいバランスしているが、酸味が口中を差す。 水が変わって旨味が出て来た。 ■4.府中誉酒造(茨城県石岡市)  純米吟醸  「大平海」 ビン囲い 原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 15度   1.8L \ 3,348 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;渋味が若干あるがバランスして旨味がある。青葉の薫りが口中をさわやか にする。 ■5.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」  原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;素直な味わいで、バランスよく深味が有り柔らかい。決して飲み手に媚びて いない品性豊かな佳酒で、旨い。 ■6.神沢川酒造場(静岡市清水区)  純米吟醸  「正雪・山影純悦」 生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16〜17度  【日本酒度】 +3 【酸度】1.3  1.8L \ 3,600 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;まだまだ酸味がきつく娘盛りから脱出していない。それにしても豊かな美女 になっている。味わいバランスして深味が有り安心して呑める佳酒。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回10月例会は28日(土)です。メルマガは10月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  10月に入って急にさわやかな日になり、秋を感じさせ、衣替えには最適な日にな りました。  秋の七草も咲いて季節は完全に秋です。東京では、向島百花園で七草の花を楽 しむことが出来ます。この百花園では一足早い秋を堪能出来ます。また、その花に 群がる虫達の元気なこと。  この季節の日本酒は、夏が上手く越せなくて品性をくずしてしまった酒も多く有りま すが、その中で、旨味を増して気を吐き絶品酒に成長したものもあります。子供を育 てるように厳しさと愛情が無いと上手く育ってくれません。横道にそれなく、親をもビッ クリさせるような変身をとげる者もあります。  また、この10月から新しい醸造の季節に入っていきます。美男美女の生まれるこ とを期待しています。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。