◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.218         2018/5月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2018年5月26日(土)例会■ ■1.楯の川酒造(山形県酒田市)  純米大吟醸  「楯野川」  夏酒 原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 14〜15度   1.8L \ 3,024 ?A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;味わい淡泊でさらりと抜けていく。言い方を変えれば、アルコール度数が 低い分パンチも無ければ味わいも薄い。 ■2.木村酒造(秋田県湯沢市)  特別純米  「福小町 号外編」  生原酒 原料米;めんこいな、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17.5度 【日本酒度】 −1.0 【酸度】1.6 【酵母】協会1801  1.8L \ 3,024 ?A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;特別純米という肩書きに惑わされず、濃厚で、旨味、酸味、渋味、甘味、全て が高いレベルでバランスし、力強さを感じる。毎年この時期に外せない逸品。 ■3.盛田庄兵衛(森県七戸町)  純米吟醸  「駒泉」  無濾過生原酒 原料米;華想い、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17〜18度   1.8L \ 3,043 ?A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;バランスした旨さはあるが、味わい薄く力がない。 ■4.三浦酒造(森県弘前市)  純米吟醸  「豊盃」   原料米;豊盃米、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15〜16度   1.8L \ 3,292 ?A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;味わいバランスしているが酸味が口中を刺し旨味半減。清楚というか味わい 薄く期待を裏切る。どうしたんでしょようか、日本を代表する今年の豊盃。 ■5.下村酒造店(兵庫県姫路市)  純米吟醸  「奥播磨」  生酒 原料米;夢錦/山田錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17〜18度   1.8L \ 3,569 ?A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;色付いて、これなら行けると思ったが、残念ながら味わい薄く力も感動もない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回6月例会は30日(土)です。メルマガは7月上旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  酒には2種類あって、酔いたいための酒と、味わいたい酒が有ります。いまだ酔っ 払いたい酒が大手を振って酒の世界を闊歩しています。ひとつには安いと言うことが ありますし、その世界しか知らないと言うこともありますし、量を飲みたいのでしょう。 売り手の酒屋さんも、冷蔵ケースに陳列せず、陽の当たる棚に商品を並べ平気なと ころも有ります。言えば、「予算が無い」と。残念ながら、いまだ酒の本質が分かって いないところが多いのです。蔵元も温室のような室に保存して、酒を劣化させています。 聞けば「保冷庫を作る予算が無い」。いつになっても良い酒は出来ません。                                      編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。