◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.223   2018年10月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2018年10月27日(土)例会■ ■1.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  純米吟醸  「雑賀」 ひやおろし 原料米;雄町、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度 1.8L \ 3,240 A;味4+、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨さ充分だが、どうしたのでしょう、雑味がありバランスに欠ける。 ■2.八戸酒造(青森県八戸市)  純米吟醸  「陸奥八仙」  生原酒 原料米;華吹雪、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度 1.8L \ 3,348 A;味4、B;香り5、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;旨さ充分だが、苦さという雑味が口中に残り、もう一杯が進まない。 しかし、時間が経って呑むと一皮むけて落ち着いた旨さが全面に浮きだして来る。 生酒の舌に絡みつくような旨さが有る。 ■3.鳴海醸造店(青森県黒石市)  純米 「稲村屋」  生原酒 原料米;−、 精米歩合;60%  【アルコール分】 18.5度 1.8L \ 3,400 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;細かい泡が蛇の目の猪口から上がってくる。炭酸味が有るのかと思ったら それは杞憂で、味わいの指針にはならなかった。味わいのっぺりとして個性が 感じられなかった。 ■4.八百新酒造(山口県岩国市)  純米吟醸  「雁木」  ひやおろし 原料米;−、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,456 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;旨さ充分で、清楚で深みがあってバランスした、これぞ吟醸酒という風格が 有る。 ■5.清水酒造(埼玉県加須市)  純米吟醸  「亀甲花菱」  無濾過中取生原酒 原料米;雄町、 精米歩合;50%  【アルコール分】16〜17度 1.8L \ 3,607 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;濃厚で深みがあり、バランスした中に旨みが有る。決してスルスル入る吟醸酒 とは違う濃厚さが有る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回11月例会は24日(土)です。メルマガは11月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  今月の酒は、当然ながら全て”ひやおろし(秋上がり)”です。  真冬に醸造された酒達が、人間と同じようにピンピンしたキツい酒から、夏を越して 円熟した人間になるように、まろやかな深みの有る酒に変身して、登場です。 当然、その期待度が高まってきます。今回は、夏が越せなくて、へたってしまった酒は 有りませんでしたが、旨みが増して円熟した味わいを楽しむことが出来ました。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所より出来ます。