◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.224   2018年11月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2018年11月24日(土)例会■ ■1.酒田酒造(山形県酒田市)  特別純米  「上喜元」   原料米;−、 精米歩合;55% 【アルコール分】15〜16度 1.8L \ 2,570 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;新酒。味わい薄く淡泊。雑味がいつまでも残る。新酒なので、これからが楽しみ。 ■2.小林酒造(栃木県小山市)  純米吟醸  「鳳凰美田」  生酒 原料米;五百万石、 精米歩合;55% 【アルコール分】16〜17度 1.8L \ 3,024 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4 E寸評;新酒。まだ、おぼこでもう少しすると好い姉御になるでしょう。素性は良いので、 これからが楽しみ。 ■3.花の香酒造(熊本県和水町)  純米大吟醸  「花の香」   原料米;地元・山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】16度 1.8L \ 3,400 A;味4+、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;味わいさわやか、広がりが有りバランスしている。味わい豊かで、どの肴にも あうでしょう。 ■4.富久千代酒造(佐賀県鹿島市)  純米吟醸  「鍋島」  生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,661 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;芳醇で深みがあるが、鍋島なのにぴりぴり感があるり、バランス感に欠ける。 ■5.伴野酒造(長野県佐久市)  純米 「澤の花」   原料米;ひとごこち、 精米歩合;60%      1.8L \− A;味、B;香り、C;コストパフォーマンス、D;総合評価 E寸評;会友持ち込み酒。同蔵で三種有り、それぞれ、 1) 辛口純米 【アルコール分】 15度 【日本酒度】+4 【酸度】1.2  【酵母】明利小川 2) 辛口純米 【アルコール分】 15度 【日本酒度】+3 【酸度】1.7  【酵母】協会7号 3) 純米吟醸超辛口 【アルコール分】 16度 【日本酒度】+12 【酸度】 1.4 【酵母】M310−9号系  比較して下さいとのことでしたが、内容表示を見るとそれぞれ違いがあって楽しみ ですが、この3姉妹は同じ傾向の味で、甲乙付けがたく、同じ蔵元の姉妹なんだな〜 と思います。また、何で今更、辛口なのでしょう。数字以上に辛さが際立って、旨さ はどこにもありません。合わせる肴がありません。燗を人肌、熱燗にしてみましたが どれも味わい変わらず、辛さだけが口中に残り、次の一手が延びません。 酒はバランスが大切で、それが欠けた酒には残念ながらリピーターが着かないでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回11月例会は24日(土)です。メルマガは11月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  今月の酒は、”ひやおろし(秋上がり)”と早や出しの”新酒”です。  これからは、新酒の時期になりますが、最低限、去年に負けない酒が出てくるこ とを願います。それしか望みの無い私ですから。  暑い暑いと言っていたのが、もう木枯らしが吹くような寒さになりました。新酒を 仕込む時期になって蔵本さんでは大忙しの季節です。声援を送ります。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所より出来ます。