◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.236  2019年11月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2019年11月30日(土)例会■ ■1.木村酒造(秋田県湯沢市) 純米吟醸 「角右衛門 2019 Extra Edition」責切 原料米;美山錦、 精米歩合;55%  【アルコール分】 15度 【日本酒度】+4.5 【酸度】1.2 【酵母】協会1801 1.8L \2,750 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;Extra Edition =純米吟醸の搾りの「責め」の部分をブレンドし、約8ヶ月間 10℃前後の低温貯蔵庫にて落着かせたもの(裏ラベルより)。ワインの様な洒落 たラベルを着込んだ角右衛門。手を掛けただけ有って旨い。香りは吟醸香を立て、 その中からバランスされた酒の旨さがほとばしる。この値段では想像も出来ない ほどの美酒です。 ■2.花泉酒造(福島県南会津町)  純米吟醸  「ロ万(ろまん)」 裏ラベル 原料米;会津産酒造好適米、 精米歩合;60%  【アルコール分】 15度   1.8L \3,000 A;味4+、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;裏ラベル=通常市販されない搾りの「責め」の部分を瓶詰めしたもの。 ラベルを裏焼したもの。  色濃く責め独特の渋みが残り、旨みが少なく今一歩。精米歩合のあまさが ここに出ているのでしょうか。 ■3.小林酒造(栃木県小山市)  純米吟醸  「鳳凰美田」 無濾過生酒 原料米;五百万石、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16〜17度    1.8L \ 3,080 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;新酒。毎回飲んでる山田錦とは今回違い五百万石です。今年も新酒の 時期になり、早くもここに登場です。新酒独特の炭酸臭は無く、清楚でバランス されたこなれた旨みが上がってくる。これからの新酒が楽しみ。 ■4.杉勇蕨岡酒造場(山形県遊佐町)  純米吟醸  「嵐童(らんどう)」 原料米;出羽燦々、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度 【日本酒度】 −4 【酸度】1.7 【酵母】協会1801  1.8L \3,256 A;味5、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;濃厚な味わいの中、渋みがアトから追いかけてくる。でも、渋みを取ると、 酒米も酒蔵も仕込みも違うのに、角右衛門と味わい似た姉妹の様な味わいが 有る。 ■5.高千代酒造(新潟県南魚沼市)  純米大吟醸  「高千代」 無調整生原酒 原料米;一本〆、 精米歩合;48%  【アルコール分】 16〜17度  1.8L \3,740 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;味わい濃厚で、深みは有るが、雑味も有って、楽しみを半減させる。 他の酒達は飲み手達に皆引っ張りだこなのに、2杯目の声が掛かりにくい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回12月例会は21日(土)です。メルマガは翌日に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  夏の天気から、急激に初冬の天気に変わってきました。暑い暑いあの気温が、 寒さに襟を立てて出歩く気温になってしまいました。クリスマスの飾り付けも済ん で街は師走の喧噪の中に突入です。  酒蔵では、仕込みの時期に突入で、気の早いところでは新酒が出て来ています。 これからが楽しみの時期です。 *:メルマガ配信停止のお知らせ 先日もお知らせしたことですが、再度お知られします。 ”メルマ”さんのご協力で発行していました、月刊の吟醸酒ニュースですが。 メルマガの発行が2020年1月末を持ってサービスの全面終了をすることになりました。 私の吟醸酒ニュースは続けて参りますが、同じ内容で「まぐまぐ」でも配信しております。 ぜひ、新規購入手続きをお願いします。 下記、アドレスをクリックすると、無料購読申し込みのページに行けます。 https://search.mag2.com/MagSearch.do?keyword=%E5%90%9F%E9%86%B8%E9%85%92%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9                                 編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 購読停止は上記購読申し込みした所より出来ます。