◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■     最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                         月刊誌Vol.237  2019年12月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇ 毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■ ■2019年12月21日(土)例会■ ■1.木村酒造(秋田県湯沢市)  特別純米  「福小町・号外遍」 原酒火入れ 原料米;めんこいな、 精米歩合;55%  【アルコール分】 17.5度 【日本酒度】 −1.0 【酸度】1.5 【酵母】協会1801 1.8L \2,970 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;熟成して色濃く、旨みがじんわりと上がってくる。決して活力が無かったり 老成香(ひねか)が出たりはしない。 2.廣田酒造店(岩手県紫波町)  純米吟醸  「廣喜.秋あがり」  原料米;ぎんおとめ、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度 【日本酒度】 +3.0  1.8L \ 3,300 A;味4、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4+ E寸評;これも色濃く古酒ですが、旨みが充分あり活力も有る。しかし、雑味が 残りの旨さを半減させる。会の中では一人浮き上がってしまった。 3.来福酒造(茨城県筑西市)  純米吟醸  「来福」  原料米;山田錦、 精米歩合;50%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,300 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;味わい清楚でオーケストラの様に個々の味わいがバランスして、美しい ハーモニーを奏でている。奥行きもあって雑味も無く上品な酸味が旨みを引き 立てる。酸味の処理が抜群で、酸味の旨さが際立つ。酔わせるための酒では なく、味わいを楽しませる佳酒です。 4.九重雑賀(和歌山県紀の川市)  純米吟醸  「雑賀」 ひやおろし 原料米;雄町、 精米歩合;55%  【アルコール分】 16度   1.8L \ 3,300 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;フランスで開かれた”クラマスター”(http://kuramaster.com) で、プラチナ 賞を受賞したと首にラベルを下げています。銘酒が世界に広まっていくのが見え ます。  相変わらず雑賀は旨い。上品な旨さと、奥深い厚みがある。旨いという主張は しないが、厚化粧の女性と違って、スッピンでも美女は美女です。私は美人という 主張は無いが自然と旨さが伝わってくる佳酒。 5.三浦酒造(青森県弘前市)  純米大吟醸  「豊盃」 生酒 原料米;山田錦、 精米歩合;48%  【アルコール分】 15度   1.8L \ 5,390 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;他の言葉は無く、旨い。能書き言わずに飲む酒。吟醸酒の原点を観る 佳酒。何処が旨いかと言うより、味わいバランスして奥行きも厚みもあって、 飲み手を吟醸酒の旨みの世界に誘う。一年の締めくくりに飲む酒で有り、 年の初めの正月に、栓を抜く酒です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。 次回1月例会は25日(土)です。メルマガは翌日に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、味わう その時は最高です。  夏の天気から、急激に初冬の天気に変わってきました。暑い暑いあの気温が、 寒さに襟を立てて出歩く気温になってしまいました。クリスマスの飾り付けも済ん で街は師走の喧噪の中に突入です。  酒蔵では、仕込みの時期に突入で、気の早いところでは新酒が出て来ています。 これからが新酒の楽しみの時期です。 *:メルマガ配信停止のお知らせ 先日もお知らせしたことですが、再度お知られします。 ”メルマ”さんのご協力で発行していました、月刊の吟醸酒ニュースですが。 メルマガの発行が2020年1月末を持ってサービスの全面終了をすることになりました。 私の吟醸酒ニュースは続けて参りますが、同じ内容で「まぐまぐ」でも配信しております。 ぜひ、新規購入手続きをお願いします。 下記、アドレスをクリックすると、無料購読申し込みのページに行けます。 https://search.mag2.com/MagSearch.do?keyword=%E5%90%9F%E9%86%B8%E9%85%92%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9   すでに、変更手続きのお済みの方には申し訳ありません。                               編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) で発行。 購読停止は上記購読申し込みした所より出来ます。