滋賀県近江八幡市

富田靖子さん出演ドラマ「生存・愛する娘のために」のロケ地


 平成14年2月にNHKで放送された約45分番組で全4回。約14年前に行方不明となった娘の死体が発見され、死期迫る主人公(北大路欣也さん)が女性刑事(富田靖子さん)とともに時効の壁と戦いながら犯人を追い詰めるというミステリードラマ。感想としては、時効の起算点の解釈をめぐる最後の攻防の場面は面白かったものの、事件に至る動機に捻りがなく、ストーリーの展開にも不自然な部分がいくつかあり、正直なところ期待していたほどのものではなかった。富田さんの刑事役というのも、あのような恋愛感情がからまない役柄には、個人的にはどうも違和感を感じる。そのせいか、数少ない恋人のジュン君との場面だけは、富田さんらしさが際立ってみえた。

 そんなわけで内容的には不満の残るドラマであったが、ロケ地めぐりとなると話は別。今回は滋賀県近江八幡市。ガイドブックに載っている観光スポットが多く使われており、旅行気分で水郷と古き商家の街を半日歩き回って堪能した。なお、「大沢池」は京都市の山奥にある池らしく今回は見送り。探していたロケ地のなかでは第1話でウエディングフェアの帰りにジュン君の実家へ行くためにタクシーを止めた交差点だけは現地でも発見できずで、どうやら近江八幡市内ではなさそう。情報お持ちの方がおられましたら連絡ください。

(探訪日:平成14年6月1日)  

「白雲館」に展示されているサイン 某所で見せてもらったサイン

 


白雲館


 ドラマでは「高原美術館」として登場。
 明治初期に学校として建築された西洋風建築物で、現在は観光案内所、名産品紹介所として活用されている。

八幡堀


 水郷の街・近江八幡市を代表する観光スポットで、近江商人の象徴である白壁の土蔵が掘の両側に立ち並ぶ。時代劇のロケの名所でもある。
 向かって右側の通路を富田さんと北大路さんが歩くところを、このあたりから撮影。

八幡山山頂
より市内を望む

 日牟禮八幡宮横のロープウェーで約5分。
 豊臣秀吉の甥・秀次が築いた八幡城址がある。

たねや日牟禮の舎

 2人で食事をしながら佐和子の足取りを検討する場面で使われた、囲炉裏のある食事処。
 「たねや」は全国的にも有名な和菓子の老舗であるが、ここではせいろ蒸し等の食事もできる。

近江八幡ユースホステル

 こちらを参照ください。「施設のご案内」のところにドラマ撮影時の写真があります。
利右エ門

 「大沢池」の絵のFAXを取寄せる場面で使われた土産物屋さん。

JR近江八幡駅

 一番手前に北大路さん、ひとつ空けて富田さんが座って撮影が行われたベンチのある2番線ホーム。
 24時の時効を示す時計は小道具で入れていた模様。

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