ウォーターフォン (Waterphone)

ウォーターフォンはアメリカのリチャード・ウォーターズさんが発明した楽器で、ステンレスとブラスで出来ています。下部のステンレス製のパンは空洞で、溶接されたパイプから水を入れることが出来ます。 本体を動かすことによって、その水が揺れ、トーンが変化します。音の出し方は、バイオリンやチェロの弓を使ってロッドを擦ったり、マレットで叩いたり、底部を擦ったりです。 ↓実際の音を聴いて下さい(エコーが掛かっています)。

楽器自体はあまり知られていないと思いますが、この不思議な音は、ドラマや映画の効果音として耳にしたことがあるのではないでしょうか。SF,サスペンス、そしてホラーなどによく使われる音です。残念なことに、ウォーターフォンの生みの親であり、唯一の製作者だったRichardさんは2013年に他界されました。その後、Brooks Hubbertさんという方が製法を受け継いで、質が高いウォーターフォンを作っています。

リリース

ウォーターフォンを使った作品をいくつかリリースしていますので、宜しければお聞きください。

1stalbum 2nd dave-iD

・Waterphone/Toshiyuki Hiraoka (Hard Disc 2015) ・Waterphone II(Edgetone Records 2021)・Mind Is Blown Away/Dave-iD Busaras(Virgin Prunes) and Toshiyuki Hiraoka(Easy Action Records 2017) - それぞれ、Spotify、アマゾン、Dezer、iTunesなどで聴けます。また、1stアルバム以外はCDでも発売されているので通販やお店にあるかもしれません。

 waterphones3

平岡俊之 hiraoka@mx9.ttcn.ne.jp

2020