零戦を見た

当然「羊頭狗肉」の38000おまけ


 前回の続き、河口湖自動車博物館に展示されている物品の紹介である。例によって例の如しであるから、読者諸氏はあらかじめ御了承いただきたい。

 この展示場に、様々な貼り紙がされている、と云うものの、大部分は戦中に製作されたポスター類と、帝国陸海軍航空機の写真である。
 写真類は恐らく様々な所(書籍)でお目にかかれると思われるので、それ以外のハリモノのいくつかを御紹介する次第である。

 それらを真面目に説明しようとすると、<おまけ>にならないので、解説は省略してみる。

 上すぼまりになっているのは、これらの展示物が、壁面の高いところに貼られているからで、別段撮影者が小細工をしているわけではない。
 そのゆがみを補正する能力も気力も無いので、多少お見苦しい点はあるが、これも御了承いただきたい。

 古いポスターの復刻、と云うのを中国あたりでは国家的に?商売としてやっているようなのであるが、日本ではあまり見かけない。このような<軍国主義を助長するような>ポスターはなおさらである。惜しい。

 「貯蓄は身の為国の為」と云っていた国家が、いつのまにやら堅実な貯蓄よりも、リスクのある投資を勧めるのであるから、世も末ではないか!

 貯蓄の使い道が露骨に解るところが時局である。

 たとえ一月一円でも、簡易保険と国債と貯蓄だ募金だと稼ぎを持って行かれていた事は、読者諸氏もご存じの事である。お金があっても材料がなければ新鋭機は出来ず、工場もやられてしまっては手も足も出ない。
 2回連続で復元された零戦を出さないと、何を云われるか判ったものではないので、おまけのおまけで紹介する。

 復元機のプロペラに張り付けられた銘板である。銀色のプロペラに対してフラッシュ撮影をしている為、肝心の部分が暗くなってしまった。

オチは無い