(256) TK−19 型戦闘機
T K 生 案
乗員 1名
発動機 液冷式V型12気筒 1300馬力
自重 2100瓩
全備重量 3150瓩
最大速度 670粁/時
巡航速度 590粁/時
武装 23粍カノン 3門
13粍機銃 6挺
○座席カバーは引込式にて空気の抵抗減少を計る。
○冷却器はラタベル式を採用、排気口は翼上面に有り。
○ガス排気は胴体と翼の付根上面より排出さる。
○スロット翼及びファラー式フラップを附し着陸を容易にす。
(空 S15.9)
石田 一朗による批評 (空 S15.10)
図は非常に良く書けて居るが、主翼前方が余り突き出過ぎて居て丁度ゴム動力の模型機に似て居るのが遺憾だ。実物機の発動機は重量大なる故、この様にすれば重心が前へ移り過ぎて安定を得られなくなる。
座席風防を引込めた際の透視を得る為に広範囲に亘ってガラスを用いて居るが、この様では反射光線多く能率が悪い。宜しく潜望鏡を応用すべきだ。
総督コメント(笑)
ようやく普通の形が出た(笑)。とはいえ、引込式風防採用。「戦闘機」 と云う用途を考えると 「?」 とならざるを得ない。批評の 「潜望鏡を応用すべき」 に至っては、F103だか8だか9だか (笑) を思い出してしまった。誘導兵器を搭載するならともかく、レーダーさえも新兵器だった時代を考えると20年先走っていたようである。
「ラタベル式」冷却器については未詳。勉強しときます(笑)…。多分翼面冷却方式の一種ではないかと思うのだが…。
機関砲3門、機銃6挺を搭載し、1300馬力のエンジンで670粁/時は少々つらいようにも思える。石田氏は何故そのことをつっこまないのだろう。謎だ。