内閣府の少子化に関する国際意識調査の中で、日本、韓国、米国、フランス、スウェーデンの異性関係について、婚姻、同棲、離死別、恋人あり、かつて交際、交際経験なしの分類に関し男女年齢別の集計が行われている。ここでは、このうち「交際経験なし」の比率をグラフにした。

 調査対象国全体を通して男女を比較すると、各国とも、いずれの年齢層でも男性の方が女性より交際経験なしの比率が高いという傾向がある。これは、いずれは出産行動にむすびつく可能性の高い異性関係に対して、男性より女性の方がそれを無視した行動はとれないという本能的な性の違いをあらわしているのだと理解できる。

 各国比較に関しては、日本の男性の交際経験なしの比率がいずれの年齢層においても際立って高い点が目立っている。

 他方、女性に関しては、日本の女性の異性との交際経験なしは、いずれの年齢層もフランスより低く、また20代では韓国よりも低く、国際的には中位のレベルにある。

 すなわち日本の特徴は、男性の異性との交際なしの比率が最も高い点と同比率について、男女差が最も大きい点にある。

 フランスというとフランス映画などから恋愛のさかんな国というイメージがあるが、この調査を見る限りは、男性は日本に次いで、また女性は調査5カ国の中で最も異性との交際なしの比率が高く、一般的なイメージとは反対である。性パートナーの多数化もフランスの場合は低い程度に止まっており(図録2263参照)、当図録と整合的である。

(2008年11月12日収録)

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