肉と魚の消費額が地域的にどう違うかを見るため、都道府県別の魚介類と肉類の月間支出額をグラフにした。

 これを見ると、東日本では魚介類の消費額が肉類の消費額を上回っているのに対して、西日本では、両者がほぼ同等となっている点が目立っている。時系列的に肉と魚は消費が代替的に変化してきた側面が認められるが(図録0280参照)、地域的にも、肉と魚が代替的に消費されている点が分かる。

 図録7238では、肉類のうち、牛肉と豚肉の消費額の地域差を見たが、これによると、豚肉は全国的に消費が平準化しているのに対して、牛肉は西日本で多く消費される傾向がある。このため、肉類全体では、東日本より西日本の方が消費額が大きいという結果となっているのだと考えることができる。

 この図だけ見ると、東日本の魚好き、西日本の肉好きといった結論になり、それ自体、間違ってはいないが、もともとは海洋性の高い西日本の方が鮮魚消費がさかんである傾向があった(図録7236)ことを考えると、むしろ、西日本では、肉好きが高じて魚消費に代替する程度が高かったといった方が正確であろう。

(2007年1月9日収録)

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関連図録
0240 世界の肉と魚の消費動向
0280 食生活の変化(1910年代以降の品目別純食料・たんぱく質供給量)
0410 肉・魚の価格(100グラム小売単価)の推移
7236 鮮魚消費量の地域差
7238 牛肉と豚肉の都道府県別消費額
7239 肉・魚・野菜のうち一番好きなもの(都道府県マップ)
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