2010年の平均寿命(0歳の平均余命)を都道府県別にみると、男では、長野が 80.88歳で最も高く、次いで滋賀(80.58歳)、福井(80.47歳)の順となっている。女では、長野がやはり 87.18歳で最も高く、次いで島根(87.07歳)、沖縄(87.02歳)の順となっている。 男女とも最も低い県は青森県(男77.28歳、女 85.34歳)となっている。5年前の2005年からの順位変化としては男は同じ長野がトップであるが、女は沖縄がトップから3位へ低落し、長野が5位からトップとなるなど大きく変化した。(厚生労働省の都道府県別生命表

 大正末(1921〜25年)から現在までの都道府県の平均寿命分布の推移を見ると、以下の点が目立っている(原データはe-Stat「都道府県生命表」の「都道府県別平均寿命の年次推移」の表)。

1. 各地域で男女ともに平均寿命が大きく伸びている。
2. 地域間の平均寿命の差が大きく縮小した(大正末の分布に比べると現在の分布はほとんど団子状であり、地域差はなくなったといってもよい)。下図の通り、地域差の縮小は1970年頃までにほぼ終了した。米国では健康保険の加入率の違いや所得水準の違いにより州によって6〜7歳以上の差がある点については図録1700、図録1710参照。2005年から2010年にかけては女は差が縮小したが男は差が女の2倍ほどに開いており、平均寿命の地域格差について男が広がり女が狭まるという最近の傾向がなおはっきりしてきている。
3. 男女差がひらいた。大正末では女の平均寿命の方が男より短い地域が存在した(福井、岐阜、広島など)。現在ではどの地域でも女性の方が平均寿命が長くなり、その差も大きくなった(図中の45度線から上へシフト)。

 この他、地域による順位の変化については今後作成予定の他の図録を参照。


(2004年9月10日収録、2009年10月9日更新・グラフ形式変更、2013年2月28日更新)


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