いまやスマホ、パソコンは国民にとって必需品と化しており、スマホ中毒ともいうべき長時間使用も問題となっている。

 ここでは、都道府県別のスマホ・パソコン使用率、及び6時間以上の長時間使用率をグラフにした。データソースは社会生活基本調査によるものであり、仕事や学業での利用は対象としておらず、対象者は10歳以上である。

 社会生活基本調査は、総務省統計局が5年ごとに行っている国民の生活時間と生活行動に関する基本的な統計調査(指定統計)である。集計対象約20万人とサンプル数も大きいため、都道府県別のデータも得られる。

 スマホ・パソコンは全国的に大いに使用され、長時間使用者も全国にわたっていることが理解される。

 使用率の結果を見ると、全国平均は60.1%、全国1位は東京の70.7%、2位は神奈川の69.3%、最下位は秋田45.7%となっている。

 6時間以上使用率を長時間使用率とすると、全国平均は5.6%、全国1位は東京の7.2%、2位は千葉、大阪の6.6%となっている。最下位は長野、島根の3.5%である(小数点2位以下まで見ると島根が最下位)。

 地域別の傾向では、首都圏で高く、関西圏がこれに次いでおり、東北、山陰などで低くなっている。

 こうした地域差は地域の年齢構成の違いによって生じている可能性がある。若い世代ほど使用率・長時間使用率が高く、若い世代が多い地域ほど値は高くなるからである。

 そこで、以下には、各都道府県が全国と同じ年齢構成だとしたら値がどうなるかを示した(各地域の年齢別の値を加重平均)。これで見ると、最大と最少の差は、使用率については、25.0%ポイントから17.0%ポイントへ、長時間使用率は3.7%ポイントから2.5%ポイントに縮まる。差分が年齢構成の影響となろう。スマホ利用やスマホ中毒の状況は冒頭のグラフよりもっと全国的に差がないということが理解できる。

 地域別の傾向にはさほど大きな食い違いは出ない。ただし、首位が東京である点は変わらないが、使用率の最下位が秋田から青森に、長時間使用率の最下位が島根から沖縄に変る。


(2017年9月26日更新、9月28日年齢調整後)


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