都道府県別の世帯当たりマイカー普及台数(世帯が所有する自動車の普及台数)をグラフにした。

 全国的には、1世帯当たりのマイカー所有台数は1.16台であり、うち軽自動車以外のマイカーが0.85台、軽自動車が0.30台となっている。ここでの世帯には単身世帯を含んでいるので、2人以上の世帯だけの数値を取ってみると、1.45台ともっと多くなる。一家にマイカー2台はめずらしくない状況になっていることがうかがわれる。

 最も普及台数の多い地域は、福井県の1.88台であり、群馬県の1.83台がこれに続いている。

 最も普及台数の少ない地域は、東京の0.55台であり、大阪の0.70台が続いている。大都市の都心部では渋滞や駐車場の確保難、公共交通の発達などでマイカー普及台数は少なくなっていることがうかがわれる。3大都市圏の名古屋を抱える愛知では、1.35台とそれほど少なくないのは、やはり日本の自動車生産のメッカとなっている点が影響していると考えられる。

 マイカーのうち軽自動車は26.2%に達している。軽の比率が高い県は、長崎43.7%、和歌山41.6%であり、軽自動車しか通れない狭い道路が多い海がちの漁村を多く抱える地域性が影響していると考えられる。概して、海岸線の長い西日本で軽の比率が高い傾向がある(図録7232参照)。

 東京、大阪、愛知といった大都市圏では、軽の比率は低くなっている。こうした地域ではマイカー台数自体が少ないため1台は軽以外、2台目は軽という地方圏の状況が当てはまらないためだと考えられる。また道路や駐車場の条件や平均走行距離はむしろ軽自動車に向いていることから考えると実用上の問題以外の要因も働いているとも考えられる。すなわち、こうした地域ではマイカーが実用品としての他、奢侈品としての性格をもっていることが影響していると考えられる。マイカーの外車比率はこうした地域ではやはり高い(図録7663参照)。

(2007年10月29日収録)

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