米国商務省センサス局によって公表されている米国の将来人口推計は、日本の将来人口推計と同様に、出生死亡の将来推計と合法・非合法の国際人口移動(移民)の流出入の将来推計から算出されている。ここでは、人種別・民族別の将来人口推計データをグラフ化した。

 日本の人口は2060年までに現在の1.27億人が0.87億人へと3割減少すると推計されているが(図録1150参照)、米国(アメリカ合衆国)の将来人口は主としてヒスパニック系人口の増加により、同じく今後45年間に3.21億人から4.17億人へと約3割増加すると推計されている。

 日米の将来推計人口によれば、現在、日本の2.5倍の米国の人口規模は、45年後には4.8倍になることになる。

 米国では、出生率が日本より高く(図録1550参照)、移民純増加率は日本がほとんどゼロなのに対してかなり高い(図録1170参照)。このため、将来設定値も両方とも日本より高く、その結果、こうした総人口の将来推計の違いがもたらされていると考えられる。

 非ヒスパニック系白人は現在1.98億人と総人口の61.7%と約6割を占めているが、出生率が低いため2060年に1.82億人と減少し、人口シェアは43.6%と半分以下にまで低下すると推計されている(半分を切るのは2045年頃)。

 一方、ヒスパニック系白人人口は、高い出生率(図録8650参照)、移民増加率により、アジア系人口は高い移民増加率により、同じ期間に、それぞれ、2.1倍、2.2倍と大きく増加すると考えられている。黒人は1.4倍と非ヒスパニック系白人よりは人口が増加するが、ヒスパニック系やアジア人と比較するとそれほど人口が増加するとは考えられていない。

 人口規模1:5になったときの日米関係はどうなるのだろうか。これまで米国の中心をなしていた非ヒスパニック系白人の人口構成が50%以下になった時、米国はどのような国になっているのであろうか。

(2004年11月5日収録、11月8日コメント加筆、2017年1月7日更新)


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