川合研ゼミ資料
M1 伊戸川 暁
近頃雑用に追われてまともに研究を進められなかったので、
アイデアスケッチで勘弁して下さい。m(__)m
最終目標(いかにも無理っぽいが):
network上の電子的情報の長期的保存のための手法の確立
- できれば、software distributionの形で結実させたい
- これまではuserとして公共性を持つ団体(官公庁など)を漠然と想定していたが、
個人用でやってみるのも面白いような気が。
その殆んどは自分で勝手に考えたに過ぎないが、
以下のような諸問題があると考えられる。
- 保存形式の問題
- 認証/securityの問題
- etc...?
全てを対象にするのは明らかにつらそうだが、
以下に挙げる全ての部分が絡み合っているのが悩ましいところ。
データは、hardwareはおろか、software(apprication)よりも
長生きする(してしまう)であろう。
→媒体の寿命・速い技術革新という背景
Refreshing/Migration
文書は、位置と時刻で指定できるようにすべきだろう。
継続的にupdateされる文書をどうすればよいか?
Archivalなdirectoryとそうではないdirectoryの区別?
デジタルな情報は改変が容易→改変から情報を保護する機構の必要
- 情報の存在の保証
- 情報の内容の保証
- 情報の流通範囲の保証
- 監視者
- 「外部の目」をシステムに取り込むことはできないか?
- 剽窃者
- 情報に対して何をするか分からない
→出所に関する情報を付加する必要性
Authorityを置く というのがまっとうな解決策なのだろうが……。
publicな情報とprivateな情報との弁別の困難
→各人に任せるか? or 何らかのfacilityを用意するか?
未だsurveyの段階に留まっている。
現在、`Preserving Digital Information'
(http://lyra.rlg.org/ArchTF/tfadi.index.htm
)
という論文(というかreport)を読んでいるのだが、
今まで自分が一人で考えていたことがだいたい載っている上に、
初めて出会った概念まで登場してくる。
archivingの技術に関する良書・良論文を捜索中。
archive関連の話があるそうなので、6/12のNTT Open Lab. Symposiumに
出席の予定。
去年の今頃よりは、関連領域への関心が高まってきている(ような気がする)。:)
いずれにせよ、実装に入るのはまだまだ先になりそう。
ITOGAWA Akira
1999年11月10日