山行報告
1実施日(期間) 2005年6月26日
2山域 奥秩父、南天山
3コース 登山口〜法印ノ滝〜二股〜南天山〜二股〜登山口
4山行形態 ハイキング
5参加者 井芹、伊藤、小山、黒澤、斎藤、土屋、藤原、山田
6概要
6月27日
 前日が会の総会であったため(吉田町元気村にて開催)、宿泊したコテージで朝食をとり、後片付けを終えてから出発。車で登山口へ向かう。梅雨の最中だというのに、予報どおり、空は晴れ上がり、朝から熱気に満ちた空気に包まれ、真夏のような暑さだ。
 総勢8名のハイキングというのは、最近の岩つばめではまずなかったことだ。それにしても、気心の知れた仲間での山歩きは楽しいものだ。登山口から沢沿いの道を登ってゆく。広葉樹林の中の好ましい道だ。
 沢を何度か渡り返しながらだらだらと登って行くと、前方に滝が現れた。法印ノ滝である。なおも、沢沿いに登ってゆくにつれ、次第に水量が減ってくる。明るく開けたところが二南天山山頂にて股で、ここで小休止。岩の間からかろうじて流れている沢の水を水筒に汲んだ。冷たくてうまい水だ。
 ここで、道は、二手に分かれる。尾根コースは、下山に使うとして、沢コースと書かれた道のほうへ進む。しかし、沢コースとは名ばかりで、涸れた沢を少し進むと、急な斜面をジグザグに登るようになる。登りきると、南天山から派生する尾根に飛び出た。少し、開けていて、周囲の様子が望まれる。南天山の山頂は、すぐ先だ。
 明るい尾根を進み、南天山山頂に到着。岩屑のような山頂は、広くはないものの、樹林が切れていて、眺望がいい。変わった角度からの両神山をはじめ、天丸山、帳付山、諏訪山、赤岩山、大ナゲシなどの上武国境の山々が延々と続いている。雄大な景色を眺めていると、各々のザックからゆで卵やらきゅうりとナスの漬物、牛乳、昨晩の鍋の残り物まで出てきた。これらを頬張りながら大休止。
 埼玉でも一番交通不便な最奥の山だけあって、登山者の姿も少ない。我々以外には、単独の男の人だけだ。記念写真を撮ったのちに、下山にかかる。少し尾根上を戻ったのち、尾根コースを下ってゆく。歩きやすい道が二股まで続いている。二股で小休止し、沢沿いの道を林道まで下る。緑の濃い樹林の道は、すっかり夏本番の様相を呈している。あっという間に林道に出て、久々の会山行は、終了となった。