山行報告
1実施日(期間) 2005年7月14日〜16日
2山域 飯豊連峰
3コース 天狗平〜梶川尾根〜御西岳〜大日岳〜飯豊山本峰〜三国山〜川入
4山行形態 縦走
5参加者 小山、他数名
6概要
 6年前6月下旬飯豊山に行った。その時まで高山植物に興味がなかった。コースは大日杉より地蔵岳〜切合小屋〜飯豊山〜大日杉とピストンだった。地蔵岳より御坪に近づく頃、あたり一面あの香りに満ち溢れていた。何の匂いかわからず頭がしびれた感がした。その時姫さゆりの群生の中を歩いていた。その中の花を嗅いで見て、姫さゆりの香りとわかった。それから毎年姫さゆりを見に、大朝日・飯豊山と幾度となく行った。
 今年は7月中旬に飯豊主稜縦走をする。2台の車で、山都の川入から入山と、もう1台は小国の天狗平から入山する。私は天狗平より梶川尾根〜御西岳〜大日岳(ピストン)〜飯豊山〜三国小屋〜川入のコースを歩く。

7月14日(木)
 曇り空の中を梶川尾根を登る、いきなりの急登に驚く、だいくら尾根を左手に見ながらの歩行、水楢・ブナの大木の中高度を稼ぐ。五郎清水に着く頃より雨になり、風も吹く。梶川峰付近よりガスも出て最悪の天気になった。この辺りから山はなだらかになり、日光キスゲの群生の中にちらほらと姫さゆりが咲いている。この天気では写真も撮れず、ただ花の香りを独り占めする。梅花皮小屋まで行く予定だったがこんな天気なので門内小屋に泊まる。夜中まで雨と風が小屋をたたく。  8時間歩行  

7月15日(金)
 3時、外に出ると雨は止んではいるが、風は依然と強い、空には満点のヒメサユリ星、今日の天気はよさそうだ。5時出発、相変わらずの強風です。門内岳頂上直下に姫さゆりが咲いている。風のため写真は撮れず残念。北斜面には残雪があり登山道は雪の下にあり、ルート判断しながら降りる。梅花皮小屋が目の下に見える頃には、風もやみ最高の天気になる。山一面にコバイケソウ・日光キスゲが群生している。
 9時頃御西小屋にて川入から登って来る仲間と会う予定が、自分たちの90分の遅れの為、先に大日岳登って来た所で会う。今日はシラネアオイの群生を多数見る事が出来た。飯豊山頂のしたに色の濃い姫さゆりが咲いている。今日1日はカメラの大活躍でした。  歩行13時間

7月16日(土)
 早朝より暴風雨となる。本山小屋を7時出発する。切合小屋まで長い雪渓を降りるので、地図を頭に入れて出発する。切合小屋に着く頃には雨は小降りになる。小屋で大休止をする。ここより三国小屋まで姫さゆりが咲いていると、小屋の主人が言っていた。まもなく雨に打たれた姫さゆりが多数咲いている。写真山行も良いと思いながらまた撮る。明日が飯豊山の開山式なので大勢の人たちが登って来る。来年は御坪に行って姫さゆりの中で昼寝でもしようかなと思いつつ、川入までの長い坂道をおりる。川入着15時。  歩行8時間