基本的には、神輿の手入れ・清掃を一般の方が行うことは推奨しません。担がれる前に布で拭いたりされているのをお見受けますが、細かい部品や先の尖った部品からなっている神輿の部品の破損や欠落の恐れがあります。また金具部分に「真鍮磨き剤」などをご使用になられると金鍍金を削り落としてしまい金物の酸化を招く結果となります。「真鍮磨き剤」のご使用はお避けください。よごれの程度が著しい場合はその部分のみを柔らかい布で拭き取りホコリなどはコンプレッサーを用いて除去してください。
メンテナンスは業者に任せることをお勧めします。当社でも「簡単手入れ」を廉価にて行っています。是非ご利用ください。
雨に濡れてしまったのだけれど、どうすればよいの?
神輿業者の製作した神輿本体は基本的に雨に濡れても問題ないように製作されていますが、雨に濡れたままや湿気の多いところでの放置は避けたいものです。金具からロクショウが吹く原因になりますし、木部のいたみ、飾紐のカビの発生の原因にもなります。雨に濡れた場合は、本体から付属品(飾紐・鳳凰・小鳥など)を取り外し各部品ともに風通しのよい場所で最低2〜3週間の陰干しをされることをお勧めします。特に飾紐は可能であればエアコン(除湿機)の効いた室内での乾燥、もしくは神輿業者に依頼しての乾燥をお勧めします。
全体修理・部分修理・締め直しといろいろな修理方法があり、お神輿の状態によっても作業が異なるため一概にはお答えできませが全体の修理の場合は半年から一年の期間を頂いています。作業としては神輿本体を解体し各部品をひとつひとつ点検・補修・再塗装・再鍍金などを行います。
時間・価格につきましては実際に見せていただいてお見積もりすると詳細をお知らせすることができます。この機会に是非当店の無料お見積もりをご利用ください。
お神輿が重いので中の鉛を取り除いて欲しいのですが?
お神輿は確かに重いので中に鉛が入っていると誤解なさる方も多いのですが、ほとんどのお神輿に鉛は入っていません。お神輿の重量は木地と飾金物によるものなのです。担がれていて非常に重く感じられる場合は担いでいる方同士の呼吸が合わないことによりお神輿の重さに担ぎ手の方々の体重が上乗せされることが原因となっている事が多いようです。皆さんで呼吸を合わせ元気よく担いでください。