ナメラ沢で見つけた不快なモノ

 2005年8月9日にSMDCのSugiちゃんと遡行した際に

「ナゼこんなモノが設置されているのだろーか?」という、
奥秩父の誇るこの「秀渓」には全く似つかわしくないモノを
数多く発見した。帰宅してから疑問は膨らむばかり。

 写真を残していなかったため、8月14日再度下部のみ
単独で入渓。「誰が?何のために?」を世に問うべく
ここに写真を掲載した次第です。

今回は林道終点の沓切沢橋少し上流より入渓。10分の下降で久渡沢に出合う。

(多くのガイドにある遡行図の「クッキリ沢」はこの沢ではない)

 

久渡沢遡行約5分で峠沢との二俣に着く。ナメラ沢方面にそのブツが設置されている。


 

10m3段滝と中ノ沢分岐地点


 

極めつけはコレ。ナメ滝を形成する一枚岩にもあったのだ。


今回は時間の関係もあり、ここで調査(?)を打ち切った。

帰ってからインターネットで「測量鋲」というキーワードで

検索してみたら、「コノエ鋲」という測量用品にヒットした。

金属の釘と赤い目印、2つのパーツから成るモノである。

 

道路脇なんかで良く見かけるコレと同じものだ。

 

さて、一体誰が何のために?であるが、考えられるのは次の2点。


@ 測量のため

    アチコチの渓で木製の測量杭はよく見かける。

    木製なので撤去可能だが、これは・・・・・


A ルートの目印(道標)のため

    本来山での正規ルートを示す「道標」は

 

    「赤布」「ビニールテープ」や石積みの「ケルン↑」が一般的である。

    誰かが、入渓者が道を誤らぬように「よかれ」と思い打ち込んだのでは

    ないか?ご丁寧に青い布を挟み込んでいる。

 @の返答を得ない限りめったな事は言えないが、どちらにせよ反自然保護的な

実に「不愉快な人工物」である。

 Aであれば、その人物に声を大にして訴えたい。

良かれと思いアナタのした行為は自然破壊であると共に、入渓者が心を痛めて

いますよ」と。そしてもし、その人物が他の沢でも同様の行為を繰り返していると

したら、1日も早くそれを止めさせなければならない。


 大自然の創り上げた、美しい「渓」で遊ばせてもらっている一人として、

各地の「秀渓」を「丹沢」のようにして欲しくないのである。

ここがF3です。右が登れます。さあどうぞ!なんて沢はいらない。


そんな想いで、このレポを作成しました。(05.08.14 近ド@勝沼)

追記

沢登り愛好者の皆さん  別の沢で、もしコレを見かけたら

大変お手数ですがごメールにてご一報下さい。下のバナーよりどうぞ。