以下は私が今までに誤食（試食？）したキノコの症状や見分け方について述べてみます。
ゴルフ場の芝生などに普通に生えるキノコで、一度食べてみたいと思っていたキノコですが、図鑑によっては食と毒になっていて迷っていました。
これを食べたという人がいたので、
「大丈夫？」っと聞いたら、
「ああ、全然大丈夫っすよ。ヤマドリタケには負けるけどウマイっすよ」と言う。
そんならってんで、早速スライスしてさっと茹でてから冷やして、刺身ふうにワサビ醤油で。
「なるほど。ウマイッ！」ヤマドリタケには及ばないが、確かに似た食感でいける。
普通初めてのキノコは一本くらいで様子を見るのだが、今回は安心して５〜６本位を食べちゃいました。
１時間ぐらいして腹が急に「ギュルギュルルルル〜」。
「え？今の何？」子供がビックリしている。みんなに聞こえるほどの音でした。
程なくお尻に１,０３５ヘクトパスカルの圧力が。
トイレに駆け込むや一気にダーっと下りました。その後軽い腹痛と水の様な下痢が４回。
吐き気は多少ありましたが、無理に吐かなくとも大丈夫かと思ってそのままに。
次の日は少し腹がゆるい感じはしますが下痢もなく回復しました。
うーん、体調によってかも知れませんが、人の言うことはキノコに限ってはあまり信用しない方が良いかも。
カキシメジは大子では非常にややこしいです。
普通にカキシメジといった場合はクリフウセンタケを指します。そしてクリフウセンタケはニセアブラシメジとも言われます。
本当の（毒の）カキシメジは土地の人はもちろん取りません。知らない人はカキシメジは食べられると聞いて図鑑を見てカキシメジを取ってきてしまいます。
ですからカキシメジにあったなどと言おうものなら、
「何であんな美味いもんにあたんだ？ 匂いマツタケ味シメジ、食って美味いはカキシメジって言うぞ」ってなことになります。
図鑑にあるようなカキシメジならば間違えなかったのですが、その年は遅くなってから発生し一本だけが他のキノコに混じって生えていたので、間違えてしまいました。
ヒダの付き方がクリフウセンタケとは少し違うなとおもいながら、夕食にけんちん汁で食べました。
食後テレビを見てから寝たのですが、眠りについてから30分ぐらいで胸のむかつきで起きました。
これは吐いたほうがいいかなと思って起き上がったら、急にこみ上げてきてトイレにつくや否や「ゲェー」と吐いてしまいました。
塩水でうがいをして布団に入ってじっとしていましたが、それから腹痛の伴わない下痢が2回あり、症状はそれだけで治まりました。
次の日にはお腹がすっきりしましたが、ダイエットに使ってはいけません。
大子でカキシメジは食べられると聞いて、図鑑を見ながら取らないこと（本当のカキシメジは毒）
ヒダが湾生でヒダにシミのある物は食べないこと。
ホウキタケも非常に種類の多いキノコで、似た色のキノコで間違えないようにしましょう。
柄の白いぼっくりしたものならば間違いないのですが、全体にオレンジ色のホウキタケは要注意です。
人によって症状はまちまちで、何ともない人と腹の変調だけの人と、必ず下痢をしてしまう人といろいろです。
私はホウキタケは食べないので当たっていませんが、知り合いがあたりました。
ひどい中毒ではなかったそうで、トイレに２回行ったら直ったそうです。
肉を傷つけて赤褐色に変色するのは危ない。
オレンジ色で先端が黄色いのはハナホウキタケで毒。
全体がオレンジ色で先端が黄色でないものは、軽く（３０分くらい）干して色が抜けたら食べられると言われていますがまだ試していません。
今年は試してみようかと思ってますが（＾＾）オイオイ
色は黒いが歯切れと味で非常に人気のあるキノコです。
普通に食べる分にはあたることはないですが、中毒の例もあります。
私の場合は義父と一緒に乾燥保存したものを、戻して炒めたものを正月に一杯やりながら食べて二人して前後不覚に眠りこけてしまいました。
「そりゃキノコのせいじゃなかっぺ。飲み過ぎたんだっぺ」
と言われますが、決して酒のせいだけではありません。キノコとの相乗作用ではないかと思ってます。
これは図鑑を見ても中毒の例はありませんが、私は一度食べて胸のむかつきを経験しました。
茎だけを炒めて友人と何人かで食べましたが、むかつきを覚えたのは私だけで他の人は何ともありませんでした。
体調が悪かっただけかもしれません。その後はまだ試してはいませんので分かりませんが。
以上、わざわざ試したわけではありませんがあたりました。
他にも何回かあるのですが、どれにあたったのかが特定できません。 オイオイ(^_^;
食べ方によっては毒キノコでも食べられるそうですが、あえて試すことはしない方がよいと思います。（経験者は語る）
