伊南川釣行記

99年9月6日 この年は7月に遠征釣行が出来なかったので、久々の伊南川に大鮎を狙っての釣行です。


9月6日


朝早く大子を出発して7時には伊南川着、鹿島橋入り口の宮川屋でオトリを買って情報収集。
下流のほうがいいだろう、ということで堤防沿いに偵察しながら車を進めて、山里橋から見たらばハミ跡もあり良さそうな場所なのでここに決定。
右岸から川原に下りられそうなので、橋の下流に車で乗り入れる。舗装されていて快適な駐車場である。
準備をして二手に分かれて上流に二人、下流に二人で入る。

私は橋の直ぐ下の浅瀬から始める。9月の鮎はトロとチャラのセオリーどおり慎重に泳がせる。
ポツリポツリはくるがなかなか続かない。
橋の下の右岸に良いトロがあるので、いいオトリが取れたら移動しようと思っていたら、軽トラックに乗って夫婦と思しき二人組みがきて川に入ってきた。
何をするのかなと思ってみていたら、刺し網をこれから入ろうかと思っていたトロの中の大石にぐるッとまわして金棒で石を動かして、急いで刺し網をはずして軽トラックに積んでいってしまった。
この間わずか数分。やけに手際がいいなと思っていたら、後で分かったことであるが、ここは友釣り専用区だったようである。
いいところを持っていかれてしまったので、しょうがないので橋の上のチャラ瀬に移動。

ここで先に入っていたメンバーに聞いたらなんと入れ掛りで、相当釣れたという。
「負けてはならじ」と、気合を入れるがオトリがばて気味で、思うように泳がなくてローテーションが続かない。
そうこうしている内に午前の部が終了。
昼食に上がって確かめると上流組みが好成績。
「よし、午後はあそこから」と、ビールを飲みながらポイントを探る。

午後の部のスタート。かねてから狙いを付けていた小さな瀬と瀬の間のトロ場に入る。
慎重に泳がせると直ぐに来た。しかし小さい。
9月の伊南川なので大鮎を期待していたのだが、それほどの大きさの物は釣れない。

その後も慎重に泳がせて何とか最下位にならないように頑張りました。
うーん、泳がせは難しい!!
オトリが弱ってきたらどうもならん。
足元3尺のおとり鮎にいらだって、石をぶつけたくなるのをぐっとこらえて、とにかく泳ぐまで待たねばならない。

途中釣れないのは分かっていても、どうしても瀬に入れてみたくて何度か瀬の流心に入れたりしてオトリを弱らせてしまいました。
瀬のきついところでの一発で脳天が痺れるのに期待してしまうのが癖で、これはどうにも直りそうにありません。
今回も辛抱が足りなくて反省の一日でした。(永井茂翁をもっと勉強しなくては・・・・)

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