2015年8月4〜5日
今回は仲間との休みの調整がつかず8月になってからの遠征になりました。
今までは仕事の関係で7月中しか遠征の予定が組めませんでしたが、今年は念願の梅雨明け後の遠征です。
ただし、よい時期にもかかわらず残念ながら各河川のよい情報が聞かれず、その中でも比較的良い情報であった
伊南川に決定しました。
今回は伊南川、いつものコースでいつものメンバーを拾って那須を出発したのは6時。
伊南川なのでゆっくりの出発です。
白河廻りでも楽に行けそうなので、白河で朝定食を食べようということになってちょっと遠回り。
すき家を見つけ各自それぞれの朝定食。さすがに朝から牛丼もないので私は鮭朝食。
時間をロスしてしまったが久々の仲間との釣行なので話が弾むので、コンビニでおにぎりよりしっかりのテーブル席にて女子会。
国道121号に出て大川沿いに北上。
途中誰もいない。???
事前の情報で大川も17年ぶりの好調と聞いていたのに。(後で判ったのですが好調はずっと下流の会津若松市の方だった)
八幡橋に二人がいただけで田島まで来てしまった。
頭の中は???状態のまま、いざ伊南川へ。
駒止峠を越えて宮川屋へは9時着。
久々で勝手がわからないので店の人に何処がつれているか聞いてみる。
「日によって変わってくるから」と、大体のオトリ屋さんの模範解答。
「昨日はそこ」と張り出してある写真を指差す。HPに載っている見慣れた写真。
場所は偵察して決めることにして、オトリ・入漁券・食料品を買って川を見ながら下ってみる。
橋ごとに見下ろしてみるが釣り人はいるもののあまり芳しくはなさそう。
「あッ、ここでやったことあるよな」と、回顧に浸りながらの偵察。
和泉田橋まで下ってみるが良さそうな所は満員御礼で、あと4人が割り込むのは無理そうなので引き返して上流に向かってみる。
大宮橋で見下ろしたら下流のトロの馬の背に鮎が見える。その下流には長いよさげな瀬が続いている。
釣り人もずっと下流の大岩の下に3人だけ。
ここに決定して右岸の駐車スペースに車を止めて、オトリを沈めて早速準備。
準備ができたころ下流の3人組が上がってきた。
様子を聞いてみるとそこそこは釣れているそうですが、爆釣の噂ほどは釣れないとのこと。
やっぱり釣れた噂のあとでは遅いのか、とちょっと不安がよぎる。
気を取り直して各自オトリを確保してそれぞれのお目当ての場所に散る。
私は下流の瀬の頭から流してみることにする。
瀬の中ほどに角さん、その下流に正やん、一番下に師匠。
オトリは例によって一匹しか持っていかないので慎重に泳がせる。
いきなり瀬に入れて弱らせたり、根掛りして放流したら予備のオトリか仲間が釣れるのを待たなければならない。
瀬脇を丁寧に泳がせるがピクリともしない。
あまり強い瀬でもないので流芯にも入れてみるが反応なし。
だんだんと下っていかにもの瀬でやっとオトリが変わる。
あまり大きくはないが引きの良いやや体高の高いきれいな鮎だ。
オトリが変わって泳ぎが良いので瀬を広く探ってみる。
下流の大岩の上流で角さんがやっているがその上の瀬でぽつぽつだが何とかオトリが続く。
昼前に5尾で昼食休息タイム。
隣のやはり遠征で来ていると言う3人組に聞いてみると、やはりいろいろ見てきてここが一番魚影が濃いので入ったと言う。
釣果の方はあまり芳しくないと言う。
ほかの河川等の情報交換をして昼食にする。
日陰がないので車の後部ハッチを開けてその日陰に入る。
ビールでの喉を潤し、正やんお気に入りの貝の缶詰類を肴に小宴会。
午前の部では早くから釣っていた師匠がやはりトップ。二番目にかろうじておいら。
川相は非常に良いのに思ったほどは釣れない。
喉と腹を満たし午後の部スタート。
他のメンバーは午前に釣れたあたりに下っていった。
おいらは上流の橋の上に行ってみる。
左右の流れが合わさって深みのある押しの強い流れから始める。
ここは午前中ずっと地元の人がブロックの上から仕事着のまま竿を出していた場所。
深みの中に大岩があり良さそうに見えるが...釣れない。
いろいろ探ってみるが釣れない。
もっと上流の堰の所まで行こうかとも思ったが、昼に休んでしまったので足がだるくて気力が萎えた。
左岸の分流を横切ったら小さいが逃げ惑う鮎が見える。
しめしめとここに狙いをつけてオトリを放す。
苦手な浅いチャラで、オトリも十分に休ませたはずなのになかなか泳ぎ出さない。
石をぶつけたい気持ちを抑えて、何とかポイントまで誘導して待っていると野鮎がきらっとしてやっと掛かる。
おとりが替わったので「よし、これからだ」と思ったが残念ながら後が続かない。
分流が本流に合わさる石がごろごろしている流れの中にもいそうなので、入れてみるが釣り辛くおいらには無理なのであきらめて橋の下流
のトロに戻ってくる。
ここぞと思うポイントに狙いを定めてちょうど良い岩に腰掛けてオトリを送り出す。
ヨチヨチと泳いでいって馬の背にさしかかる所で目印がツツーッと上流に飛んでやっと2尾目。
その後は我慢の釣りで、皆が上がってくるのを待つ。
4時半に皆が上がってきて終了する。
下流もやはり渋くてポツポツと釣れたとのこと。
おいらは結局ツ抜けならずで9尾。
トップは師匠で15尾。他も12と8尾。
ん〜、川相といい天気といい申し分ないのに不甲斐ない結果で残念だ。
もっとも午前に居た他の人は昼過ぎには場所を変えて移動してしまったし、午後から入ってきた人も3時には誰も居なくなってしまって、
我々4人の貸切でした。
今日の宿は「湯の郷 湯ら里」をチョイス。
近いのでのんびり着替えをして「湯ら里」には5時半には到着。
同じ敷地に日帰り温泉があって「そちらも入れますよ」というので行ってみる。
泥湯で濁っている。しかも泥臭い。
というかどちらかというとドブ臭い。
「大子の町掘りの出口みたいだな」とかいいながら疲れを癒す。
夕食を頂いて、静かな場所で出かけるところもないし酔いも回って早々に就寝 ZZZ。。。。。
(ん〜、いつもながら健全な釣行だ。奥様方安心ですよ。)
ここは南郷トマトの本場なので朝食バイキングでは多めにサラダを頂く。
支払いを済ませ、お弁当を受け取って(前日にお弁当ができるかどうか聞いたら「出来る」というので御願いして置いた。)
上流に向かって出発。
今日はもっと上流に行ってみようということになって、宮川屋さんでオトリ・飲み物当を補充して、橋毎に見下ろしながら走る。
山口を過ぎて左岸側を走っていくとすごくいい場所があってだいぶ入っている。
もっと上流で青柳橋までいって「さっきの場所がいいのでは?」という事になって引き返す。
「蛇岩」という所で駐車場もあり、曰くが書いてある看板もある。
曰くでは「ひっそりと暮らしていた蛇が村人に知られ大岩に変身した」とか。
早々準備をして土手を降りる。
下流は平瀬でかなり広い。ずっと下流に大勢が見える。
上流は瀬になっていて良さげ。
おいらは下流の平瀬から始める。仲間は目の前と上流。
この平瀬は一面同じような平瀬でどこをポイントにして良いか判らず、少しでも石があって流れに
よれがあるところを狙う。
ほどなくオトリが代わる。
オトリが代わって泳ぎが良いので広く探る。
川の中央に立って右岸側をヘチまで探りながら少しずつ釣りあがってみる。
少し深みがあって大きな岩がある所で連続で掛かる。
上の瀬の開きでは角さんと正やんがやっている。師匠はその上の荒瀬の際を攻めている。
ポツポツと釣れてオトリを何とか繋ぎながら午前の部終了。
竿・曳船等を置いて車のところに戻って昼食の準備。
隣にワゴン車が止まっていて休息中の方がいたので挨拶したらヤマメをやっているそう。
話が弾んで釣果を見せてもらったらクーラーの中に25cmクラスがぞろっと並んでいる。
何でもヤマメ釣りの会に所属していて「ヤマメ以外に浮気をしてはいけない」そうだ。
伊南川は渓流でも一級河川。今度からは渓流竿も持参しようかとも思いました。
皆も上がってきたので昼食タイム。
「湯ら里」で作って貰ったお弁当を頬張る。
大き目のおにぎり2個とから揚げ・サラダ・漬物等が入っていて満足でした。
腹も満たして午後の部スタート。
午後は瀬がやってみたくて上流に歩く。
石がゴロゴロしていて歩きづらく「この辺でよかっぺ」と背尻から始める。
上流に師匠、角さんと正やんは下流の平瀬。
オトリをセットして瀬脇から始めるが・・・?
良い瀬なのだがピクリともしない。
師匠が午前に丹念に探ってしまったか?
オモリも使ってみたが釣れないまま師匠の近くまで来てしまった。
この辺りで雲行きが怪しくなる。
先ほどから黒い雲が頭上に増えてきたなと思っていたら、とうとうポツポツと落ちてきた。
おまけに雷まで。
「やばいぞ」雷は怖いので早々撤退を決める。
師匠は雷に対しては撤退は早い。
もう竿をたたんで下がってきた。
おいらも竿をたたんで大石ゴロゴロの川原をよたよたと下っていく。
今回もこれで終わりかと恨めしく空を見上げながらよたよたと歩く。
雲は動きが早く急速に切れてきている。
角さんと正やんの所まで来た時には薄日も差してきて大丈夫そう。
角さんと正やんは釣り続けていたようだ。
「度胸がいいね」と言いながら師匠と再度竿を伸ばして仕掛けをセット。
皆の一番下流に再度入ってチャラのお地蔵さん釣師に変身。
午前にあまり釣れなかった所でプチ入れ掛り。
但し型は小さい。
他のメンバーも順調に竿を曲げている。
午後は雨で中断したりでロスはあったが楽しめて終了。
トップはやはり師匠で他のメンバーも何とかツ抜けは達成。
釣りやすい場所で十分楽しめました。
入れ掛りで爆釣なら2泊してやる予定できていたが、あまり芳しくないので今回は一泊に変更。
9月頃に良い情報があったら何処か遠征しよう云う事にして帰路につく。
289号線を帰る予定が農協のころまで来てしまって???
「あれ?来過ぎちゃった。どこで国道見落としたっぺ」
左岸を走っていて鳥井戸橋から右岸に渡ったので、山口の交差点は通らなかったので気がつかなかったよう。
正やんだけは気がついて「来すぎだ来すぎだ」と言っていたが3人で
「いや、まだ交差点はもっと先だ」と言い張って3対1の多数決で間違えてしまった。
「正やん申し訳ない。あんたが正しいッ!」ごめんね〜ッ。
順調に帰路を飛ばして黒磯には6時には到着。
夕食兼反省会をやって今回もお開きになりました。
今年は東北の河川もあまりいい情報がなかったので、比較的良かった伊南川でしたが久々の遠征で場所の選定に
ロスが多く十分満足とはいえませんでしたが、気の置けない仲間との釣行で楽しめました。
来年はどうかなぁ〜。