山菜ロゴ

大子は町の面積の80%が山ですので、キノコと共に山菜の宝庫でもあります。
健康と実益をかねて山を徘徊しましょう!! ^^)
ただし、山には蛇や毛虫や蜂などの危険な生物や毒草もありますのでくれぐれもご注意を!!
それから大子の山は八溝山を除いて個人所有の山が多いですので、無断採取にならないように注意して下さい。
山菜は山の恵みです。貴重な収入源にもなっていますので、生活を脅かすような行為はご遠慮下さい。


タラボ(タラノメ)
山菜の王様。大子ではタラボと言われて親しまれています。王様と云われるだけあって
姿味共に一級品です。トゲのあるトゲタラボとトゲのないモチタラボ・吹かし芽用のタラボ
があります。トゲのあるタラボの方が野趣味があって美味。
天ぷら・ゴマ和え・ホイル焼き・みそ汁と何にでも合います。直火で焼いてみそを付けて
食べるとこれぞ山菜の王様という気がします。
ゼンマイ
お煮染めの定番。そのまま調理するより干して利用します。
干したゼンマイを戻して調理すると太陽の恵みを食べている感じがします。
子供の頃は何でこんな紐みたいのが美味いのかと思っていましたが、最近ではお赤飯
にはこれがないと物足りなく感じます。韓国ナムルも美味しいです。
ワラビ
下処理がちょっと面倒ですが、ヌメリがあって美味しい山菜です。
下処理のあく抜きの仕方を大子では「ゴユル」といっています。
おひたし・みそ汁・お煮しめ・けんちん汁・酢の物に。
干して保存するとゼンマイと同じように使えます。
フキ
キンピラ・キャラブキに。道路の脇などにもありますが、茎の白いものは苦いものがある。
茎の赤い沢ぶきが美味しいです。スジを取る下処理がちょっと面倒。
秋田フキなら3人家族くらい一本で充分間に合っちゃいます。
フキンジョ(ふきのとう)
春をいち早く感じる山菜です。秋田ふきのフキンジョは12月から出ていて早いのか遅いのか。
天ぷらが最高ですが「ふきみそ」もご飯が進みます。
細かく刻んでみそ汁にぱっと散らすと、香りがして春の味です。
タケノコ
孟宗竹・ハチク・ホテイチク・マダケと4月下旬から7月まで途切れないで食べられます。
煮付け・みそ汁が定番ですがこの時期に取れるアイソと一緒に煮付けるのが大子流です。
アイソのだしがきいて美味。カラカラに焼いた鮎を出汁にすると上品な味に仕上がります。
まだ頭が地上に出ないタケノコなら刺身でもいけます。
皮付きのまま直火で焼いて皮を剥いて食べると甘くて美味しいです。
ドッカ(うど)
山菜というより野菜です。東京の白うどは有名ですが、緑のうどの方が香りが強く美味しい。
酢の物やみそ漬け、皮や葉はキンピラに。成長しても葉先はみそ汁の具に利用できます。
ウドは漢方では「独活」。大子では変化してドッカになったようです。
コシアブラ
最近は山菜として定着しましたが、私にとっては山菜のニューウェーブ。
タラノメと同じように調理して食べますがこの方が美味という人もいます。
タカノツメによく似ていますがタカノツメが3枚葉に対してコシアブラは5枚葉で区別できます。
栽培は難しく畑に植えたのではなかなか育ちません。
タカノツメ
コシアブラに似ていますがこちらは3枚葉。
味はコシアブラよりややコクが少ない。節々に芽が出来るので収量は多い。
天ぷら・すまし汁・みそ汁に。
トトキ(ツリガネニンジン)
私の大好きな山菜。バター炒めが最高。
株になって出ますので大きな株なら一カ所で沢山取れます。
中華風に炒めてとろみをつけても美味しい。
フライパンに山盛りあっても炒めるとほんのちょっとになってしまうのが残念。
ノノヒロ(ノビル)
これも大好きな山菜です。ノノヒロの豆腐よごし(和え)は私にとってお袋の味です。
白い部分にみそを付けてかじるとぴりりとしてお酒に合います。
茹でてヌタも大好きな一品です。
道路脇などに多くありますが、犬の散歩コースだと注意が必要。
ウルイッパ(オオバギボウシ)
クセのない山菜です。おひたし・みそ汁・すまし汁などさっぱり系にあいます。
茹ですぎないようにしゃきしゃきした食感を残して調理するのがコツです。
ミズナ(ウワバミソウ)
沢に生えていてあるところではそれこそ鎌で刈るほど。
茎を炒めてキンピラにするとシャキシャキして美味。
葉が沢山ついているので下処理が面倒。
シドキ(モミジガサ)
山菜の中ではこれが最高という人も少なくないです。
おひたしにするとやみつきになります。
我が家では食べなかったのですがみんなに美味いと云われて食べるようになり
今ではやみつきになりました。
トリアシ(トリアシショウマ)
コクがあって美味い。とりの足のように枝が3本に分かれている。
油炒めに良く合う。
セリ
春の七草のトップバッター。私は山菜の中ではこれの卵とじがNo1。
毒ゼリと間違わないように注意が必要です。
(キノコといい山菜と言い、似たものに毒があるものは美味しいのかも)
三つ葉
これも山菜と言うよりは立派な野菜です。
ただ、野生のものは販売品ほど上品でなく山菜というのにふさわしい。
おひたし・卵とじに。
タンポポ
これも食べちゃいましょう。元々西洋タンポポは野菜として食べられていたそうです。
韓国ではこれのサラダが春の野菜の定番だそうです。
花芽が出ると苦くなるので、花芽のつかない若い者をサラダで食べます。
ほろ苦くて美味。
コゴミ(クサソテツ)
これも美味しい山菜。最初は青虫みたいでどうも箸が進みませんでしたが、食べ慣れる
とクセが無くて美味しい。茹でてマヨネーズ和えが簡単で美味しいです。
ただ、採取する時期が難しく一日早いと小さいし、一日遅いと開いてしまいます。
スッカンボ(イタドリ)
学校の帰りに良くしゃぶっていました。今食べると酸っぱいのですが、あの頃は
美味しかったのが不思議です。子供に食べさせたら「なにこれ?」でした。
ワサビ
根を擦って薬味にするのが普通ですが、春に新芽をわさび漬けにすると爽やかな
辛みで美味しいです。辛くするにはコツがあって苛めると辛くなります。
めんつゆにつけ込んだ物はお酒にもご飯にも良く合います。
アブラナ(菜の花)
これも野菜として売られています。ちぎった豆腐を入れたけんちん汁が最高。
ほろ苦いので子供の頃は嫌いでしたが、この頃はこのほろ苦さがコデランネェ。
このつゆで延びた頃合いの蕎麦を食べると非常に美味い。
山椒
木の芽。アイソを焼く時には山椒ミソが無くてはならない。
田楽の薬味にも必需品です。佃煮にしても美味しい。
ツクシ
佃煮や油炒め。
私は面倒なので食べない。
イライラグサ(ミヤマイラクサ)
下手にさわると痛がゆくなるので、軍手をして採取します。
東北地方を代表する山菜。
茹でておひたし・和え物・炒め物・みそ汁に。
モチ草(ヨモギ)
その名の通りモチに入れて草餅にします。草団子も美味しい。
水の中で揉んでアクを出してしぼってみそ汁にぱっと散らすと春の香り満点です。
茹でたモチ草をうどんに練り込んでヨモギうどんも美味しい。
アカザ
雑草で畑の嫌われ者。でも食べると意外に美味しい。
茹でて和え物・おひたしに。
ただ雑草を食べてると思われるので人には言えない。
ノンベグサ(スベリヒユ)
山形県ではヒョウと云ってスーパーでも売られているほどの人気。
で、食べてみました。なるほどクセが無くてしかもヌメリもあって美味しい。
これも食べたとは人にはちょっと言えない。別な名前で山菜にした方が良いかも。
柿の葉・お茶の葉
山菜というのにはちょっと違うかも知れませんが、天ぷらの種として我が家では
定番です。
シオデ
山のアスパラ。茹でてマヨネーズが山菜とは思えない美味しさ。
ニリンソウ
味はまろやかで美味。おひたし・和え物に。
トリカブトとそっくりですので間違えないように。
ハナイカダ
クセが無くて美味。茹でて和え物に。
それにしても粋な名前。花をみて納得です。
トリカブト
ニリンソウに似ていますが絶対に食べてはいけません。
食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などから死に至ることもある。
経皮吸収・経粘膜吸収され、経口から摂取後数十分で死亡する即効性がある。解毒剤はない。
トリカブトによる死因は、心室細動ないし心停止である。

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