このログハウスは、栃木県那須塩原市に平成4年から2年間かけて
一部は外注力も活用しましたが、家族4人で作りました。
場所は、平坦な山の頂上部にあり、西那須野や大田原市の市街地を
眼下に望み、その先には八溝山系を眺望することが出来ます。
ログハウスは、フィンランドのビアンカ社製のキットを輸入したもので、
ログは120mm幅のラミネート材を使用しています。
ここには、さいたま市の自宅から約3時間で来ることが出来るため、
暇があると来ています。
広さは、約140坪です。
当初は、杉とヒノキの林でしたが、売主さんに伐採と根っこの
掘り出しをお願いしました。
ログハウスの建設用地です。
ログハウスの建設記録
建設事務所、兼 宿舎です。
当時は、私と長男が会社員で、次男が大学生でしたので、休祭日のみの作業となりました。
このため、金曜日の夜にこのテントに泊まり、土日曜日と作業を行なう日々でした。
トイレは、自転車小屋用のテントの中に、介護用の洋式トイレを入れて使用しました。
お風呂は、近くの日帰り温泉を活用し、食事は自宅からの持込や、コンビニ弁当でした。
建物基礎です。
基礎部(床下)の一部は、物置として活用しています。
なお、建築確認申請は、大田原市の設計事務所で代行して頂きました。
ログの土台と組上げです。
ログ材には、記番号が打ってありましたが、字体が読み難く、山のような部材の中から、探し出すのが大変でした。
ログ材は、大きくサイズ別、用途別に振り分けたストック・ヤードを設け保管しました。
なお、ログ材は、40フィートのコンテナ2台で運ばれて来ましたので、2日間に渡って荷卸しをしました。
ログの組上げ中です。
ログの組上げは、家族4人では不可能てすので、近くの工務店から、作業員6名と10トンクレーン、足場材を借りました。
このログハウスは、ロフト部の外壁まで全てログ材で構成されています。
ログ材
o材質〜パイン
oサイズ〜120×190mm
屋根まで完成しました。
屋根は約80度近い勾配ですので、当然 外注となりました。
当初、屋根材はアスファルト・シングルを考えましたが、風が強い場所ですのでカラー鉄板にしました。
幸い、破風板部までカラー鉄板でカバー出来、破風板のメンテナンスが不要となりました。
窓の取り付け。
雨や風、雪などが吹き込まない様に、内装工事として最初に窓を取り付けました。
窓やドアーのガラスは、ペアーガラスとなっています。
この建具類と間仕切り工事は、ログハウス特有のセトリングを考慮した作業が必要です。
写真に写ってるのは、手前が次男、奥が私です。
内装工事の状況です。
トイレの取り付け工事中です。
上下水道、浄化槽、システムキッチン、電気工事等すべて素人の私たちで行いました。
なお、水道工事は、個人の簡易水道なので資格等は、不要でした。
また、電気工事は、息子が資格を持っており、電力会社への申請は、近くの電気工事店経由で行いました。
内装工事や設備工事が終わりました。
後は、外構工事を残すだけです。
主な外注工事
o整地・基礎工事
oログ組上げの一部
o屋根工事
oユニットバス工事
天井と床の板張り作業が、板材に曲がり癖がついている為、一番大変でした。
O 寝室〜約10帖
O プレイスペース〜約8帖