榛名富士

伊香保嶺(いかほね)に 雷(かみ)な鳴りそね わが上(へ)には 故は無けども 児らによりてそ(3421)


榛名富士登山道の風景

榛名富士〜榛名湖の展望

榛名湖畔

榛名富士からの相馬山

榛名富士記念

駐車場からの榛名富士


     8月2日、ようやく五日間の強制的な「ケンシュー」が終わった。ひと月に必ずどこかへ行こうという計画はこのおかげですでに7月に絶たれてしまった。世の中、心で思っていてもそう簡単には思い通りにはならない。この年齢になってケンシューを受けるとは思わなかったけれど、生きていくためには仕方ないこともある。それにしても7月27日の台風一過の抜群の晴天日を逃したのは惜しかった。実はあの日にケンシューが始まり、昼休みに外に出たら、夏とは思えぬほど視界が効く抜群の晴天。フェーン現象が起こったと夜のニュースで言っていた。あの日どこかへ出かけていたら、いい写真が撮れたかもしれないのに。
     今日は四日。何となく雲も多いし気乗りもしないけれど、我が家の相棒との年休が一致したので出かけてみた。といっても遠くまでは行けない。8時40分ごろに出て、榛名湖についたのが11時半だったと思う。ロープウェイのあるところでお気軽登山。一応雰囲気を味わうために下りを歩くことにして片道の乗車券を買う。河口湖や山中湖に比べれば全くローカルな雰囲気でのんびりと落ち着いた(つまり人が混んでいない)所だ。榛名富士に登れば視界は抜群のはずだったが、今回はなんとなくもやがかかっていてはっきりしない。頂上の富士山神社まで観光登山。下りは登山道を歩く。あまりハイキング道として整備されていないらしく、下りにくい。地図では25分とあったのに慎重に下って40分くらいかかってしまった。下山後、ソフトクリームを食べながら榛名湖を眺める。駐車場に戻ったらロープウェイは落雷の危険のため運行中止となったところだった。群馬は落雷のメッカ?上州名物はかかあ天下と空っ風と言われるけれども、知る日とぞ知るこの雷の「名所」でもあり、しょっちゅう鳴ったり落ちたりしている。群馬のお米の商品名だってゴロピカリというのがあるくらいだ。車の車内でラジオをつけたら空中に帯電しているせいか、ジリジリ雑音が入り聴きにくい。伊香保温泉には九つの万葉歌碑があるらしいが一つしか見つけられず時間の関係で退散し家路を急ぐ。
     登山という大げさなものではなかったけれども、ケンシューで閉じ込められ虐待されていた後なのでひさしぶりに足を使って歩き、たった40分の下りがこたえルほど情けない体力になってしまった・・・柏インタの混雑が嫌で思い切って南下し葛西JCTに出たら逆方向の路線がトラック三台の事故で20キロの大渋滞。可愛そうに、と思いながらどんどんこっちは走って7時過ぎに帰宅。

 PS 「ウォーク万葉」によれば『伊香保』は「厳峯」のことで雷雲を意味し「ほ」は嶺を意味していたとしている。『久路保の嶺ろ』は赤城山のことで「くろほ」は黒嶺、つまり「黒い雷雲の起こる嶺」の意味だったとある。また、インターネットで調べると伊香保はアイヌ語のイカボップ(たぎる湯)湯川(ユカワ)とも、イイカオ(好い顔)、大変景色の良いこと、から来たという説もあり、はっきりしないが、遠い昔のロマンを感じさせる。