瑞牆山
![]() |
瑞牆山 天鳥川源流付近より |
雲海に浮かぶ富士山 瑞牆山頂上から望む |
金峰山を背景に撮影 五丈岩見える晴天 |
右端、甲斐駒ケ岳 左に鳳凰三山と北岳 |
間近にはっきりと見えるのは茅ヶ岳 |
紅葉に包まれる 富士見平小屋 |
瑞牆山頂上記念 八ヶ岳を背景にして |
瑞牆山頂上から望む 小川山(だと思う) |
|
11月4日(金) 今日は平日だけれどもワタクシはこの前の出張の代わりの休日です。天候は晴れ、という予報なので5時半に出発。体も疲れているとは思うもののこんな絶好の日に行かなくては後悔するに決まっている。予定では3時半のつもりだったけれどもさすがに無理だった。今度、NHKBSで『ローハイド』や『コンバット』をやるというので、宣伝をかねた特別座談会がBSで放送されていて、昨日はその二つを見てしまった(一つは録画で)。それにしても彼らは昔のアメリカテレビ映画オタクじゃないか?ウンチクを傾けたおしゃべりを聞いているのは楽しい。そんなこんなで4時間くらい寝ればおきられるだろうと思ったのが失敗のもとで、起きたら5時半近くで2時間も寝坊した。何とか支度してセルフガソリンスタンドまで車を走らせ、ようやく6時近くになって四街道インタに入る。
たいした事故や渋滞もなく、どんどん走る。途中、甲府盆地は霧で周りが真っ白。中央自動車道は50キロ制限が出ていてどうなることやらと思いながら韮崎インタをでる。明野村方面に上っていくとすぐに青空が見え始め太陽の日差しも強くなった。何たる違いだ。霧の上にはこんな青空があるとは・・・。確かこの道路は韮崎増富線という名前だったと思うが、とにかく増富の道標にしたがって車を走らせればそのうちに着くはずだ。途中の橋の欄干とトンネルの上にサルが遊んでいて、写真に撮ろうかと思ったもののそんな余裕はなく、そのまま通過した。紅葉の中ではサルもきれいに見える。瑞垣山荘を通過して100mもすれば駐車場着。8時半。もたもた準備していてちょっと遅いかなと思いながら9時前に歩き出した。 富士見平小屋は紅葉に包まれていた。前に幕営指定地があって何人かが幕営している。まだ眠っているのかもしれない。トイレもあるが宿泊者でなければ30円を払う。もちろん30円を入れてきました。瑞垣山は常に左に見えるのだけれども樹林が邪魔していてうまく撮影できない。天鳥川源流出会いまで来るとようやく瑞垣山の視界が開けてくる。沢を渡ると岩場の急登となり何度か休憩しながら大ヤスリ岩の下で写真休憩。ロープなども使ってさらに登ると急に視界が開け360度大展望の頂上に出た。 12時、楽しいお昼時だ。岩山なので展望は抜群だが落ちないように注意しながらまずは写真をとりまくる。あまりに展望がよすぎて周りは山また山のオンパレード。最初はどこが何山なのかさっぱりわからないが、金峰山だけは五丈岩がはっきり見えて誰が見ても間違えることはない。周りの人の話に耳を傾けたり、さらに頂上には山の方位盤もあってそれを利用したりしながらある程度の山名は確定できた。上の写真以外に遠く木曾御岳が見える。さらに浅間山も見えて、展望を楽しみながらお昼を食べるのは絶好の場所だ。実はこの昼食、昨日の夜にジャスコで買った半額の稲荷ずしと取り巻きの詰め合わせセット。パックのお茶は沖縄出張のときにもらった残り物。広大な景色をオカズにお稲荷さんをぱくつきながら何枚も同じような写真を撮ってしまった。人気の山なので上る人は多いが、さすがに今日は平日なので子供はひとっこ一人いない。中高年が多い。その中で男女二人連れの若者も楽しそうにお昼を食べていていい雰囲気だ。 後から登ってきた人が、あと数分で団体が到着するから早くいいところに座ったほうがいい、などと話しながら、あせって場所を見つけていた。そのうちに団体登山者が到着。いや、数からして超団体というべきか。急に頂上が人で満ち溢れ、話声も多くなり騒がしくなる。どんどん人が増えていき、「四班、とうちゃ〜く!」 という声が聞こえる。いったい何班あるんだろう?という不安がよぎる。こんな小学校の遠足や中学生の修学旅行じゃあるまいし、みたいなことするなよ、と心の中で思うものの何も言えるわけはなく、ただ写真を撮りまくって気を紛らした。最後の人が到着するころにリーダー、またはガイドさん?が何回か叫んだ。『昼食後、1時10分に出発しま〜す!』 そんなばかな。うそだろ〜?今ほとんど1時だよ。あと10分しかお昼の時間がないなんてそんなことがあるんだろうか?こっちはなんだかんだで1時間以上も頂上にいるけれど、自分のほうが長すぎるんだろうか。可哀想に・・・。などといろいろ考えてしまう。 「写真のシャッターを押してくれますか?」と近くの人に頼んだら、「今ちょっと取り込み中。忙しいので」と断られてしまった。こんなことも初めての体験。いままで断られたことなんかなかったのにこんなこともあるんだなあ、と思う。確かにその人は恐ろしく忙しい人らしく、ケータイを駆使して必死に連絡を取り合っている。後でわかったことだが、その団体旅行の責任者だったようだ。おそらく登山口のバスとの連絡とか何か急用でもあったのだろうと解釈。ほかの人に頼む気もなくなって一人で三脚を出して頂上の隅のほうで寂しく記念撮影。大体こんな狭い頂上に40人も一度に登って来られると、まるでギャング団に頂上を乗っ取られた雰囲気がただよう。 1時10分近くになるともうみんな立ち上がり始めて出発準備。班ごとに出発していく。本当にこの人たち、展望を楽しんでるのかなあと思いながら、それでもしだいに頂上の人数が少なくなっていくとさえぎるもののない展望がまた開けていく。「次は2班のひと〜!」という声が聞こえる。「たった10分だよ。あわただしいなあ」と別の登山者があきれてその友人に話すと付近の人がそれを聞いて失笑。でも時間厳守と班行動は守らなくてはネ。これ、日本のブンカなんですから。そういえば、みんなで行けば怖くない、は日本の哲学?だったっけ。 バス一台分の人たちがいなくなると頂上は再び静寂を取り戻した。一緒に降りるの、ヤダな、と思ってしばらく頂上でたむろす。残っている一人の親切な人に茅ヶ岳と御嶽を教えてもらった。ようやく会話が成り立ってホッとする。 下り始めたら下のほうから「○○さ〜ん、どこにいるの〜?」という女性の声。途中で待っている2人の中年女性が下に向かって「○○さ〜ん、コース間違っとるヨ〜。戻ってきて〜。ミズガキ山にまた登ってきて〜!」と大声で叫んでいるそばを通り過ぎる。どうやら下に降りた女性はコースを間違ったらしい。富士見平に下るのに、黒森方面に下ったらしいのだ。分岐点にちゃんと道標があるけれども、誰も見えなくなってあせって道標を見ずに下ったようだ。下に降りた女性は半ばパニックになっていて「○○さ〜ん、どこ〜?」という叫びを連呼、「早くあがってらっしゃ〜い!マチガットルよ〜!」と上の女性も叫ぶ。しばらくしてようやくその女性が登り返してきて本体に合流。みんなに笑顔が戻って、めでたしめでたしの一幕。いろんなことがあります。 途中で休憩中の団体を抜き去って下山。食べたソフトクリーム340円、高すぎ。時期ではないせいか、コーンも湿気気味。でも味は満足。びっくりするような大展望に恵まれたので疲れ気味の体もなんだか回復したような気になって9時過ぎに帰宅。明日は全国的に晴れで休日だからどこかへ行ってみるか、などと家で話を始めて、栃木の那須に行くこととなった。早く寝なくては・・・ |