八方尾根

八方池

八方尾根を登る
白馬八方尾根といえばあの数年前の長野オリンピックが思い出される。そのときの滑降の会場がこの八方尾根だったし、そのふもとにジャンプ台の競技場もあっておなじみの場所だ。このときはオリンピックの確か半年前だったと思うが、そのジャンプ台にも上ってみた。もちろん有料で。マスコミでは冬季五輪の滑降コースをどこからにするかでもめているという記事がこの後連日のように流されたと思う。3つのリフトが連続してあり、国立公園の端をかすめるようにかかっていて多くの一般スキーヤーがそれを利用し国立公園内の一部を滑り降りてくるのに、滑降コースは公園内に作ることはできない、しかし、コースを長くしないと立派なコースにならないのでどうしようか、というような内容だったと思う(詳しくはよくわからないのですが)。結局、スタートラインを延長して上に上げてコースが作られたはずだ。もともと国立公園内にかかるようにスキー用のゴンドラを作ったこと自体、変だけれども、この狭い日本で国立公園と言っても、ゴルフ場やゴンドラや、なんやかんやといろんなものが作られているのではないだろうか。その規制はどうなっているのだろう。でもそのおかげで八方尾根までは今では観光コースと化している。かつてはここまで登るのも大変だったはずでそのかわりに自然はたもたれていたのだが、今は八方池の山椒魚もびっくりする人出。都会が開発しすぎだから、皆、山の自然にあこがれるのも人間らしく生きたいと思えば当然か。雲を突き抜けて3つのリフトを乗り継げばそこはもう立派な山の世界だ。八方池まで人の列が続き、楽しい山の散歩となる。八方池からは白馬岳、鹿島槍ヶ岳をはじめ、北アルプスの山々が一望できる。ここに行ったおかげで長野冬季五輪も何となくおなじみの場所のような気がして、親しみを持って眺めることができたのはラッキーだった。八方池には山椒魚がいるらしい。でもこんなに登り易くなって観光地化してしまってはそのうち山椒魚は住みづらくなっていなくなってしまうのではと心配する。八方池だけでも楽しいハイキングだが、五竜岳や唐松岳はここから登っていける。チャンスがあれば試してみたい。