金時山

乙女峠に向かう 金時山頂上 金時山を望む
箱根の金時山は今でこそ自分にとっておなじみの山だけれども、この一年前くらいは箱根さえよく知らないところだった。ところが、行事で箱根に行かざるをえなくなって、ようやくその辺の地理を頭の中に浮かべることができるようになったことから、半年前の長期休みに箱根に出かけたわけだ。今回は長期の休みというわけではなく、普通の週末に出かけたもので、凶と出るか、吉と出るか行ってみなければわからない状況だった。確か朝早く7時ごろ出かけたのにものすごい渋滞で全然進まない。秋の晴天の週末はこんなものだから朝早く出るべきだと今では思うが、当時はそんな経験もなく、まるで勝手がわからず出かけたのである。両親も連れて行ったが、首都高速にも乗らないうちに母親がおなかが痛いと言い出した。湾岸道路が渋滞で身動きがとれず、ようやく葛西臨海公園近くの一般道に降りてトイレを見つけたが、冷や汗物だ。その後、渋滞、渋滞また渋滞で、のろのろと御殿場インタに到着。たぶん多くは御殿場ファミリーランドに行くのではないかと思うが、同じインタで降りるのはつらい。
金時神社に着いたのは11時半ごろだったと思う。約5時間の長旅、あまりに長くて皆ぐったりして車を降りた。なんとか乙女峠まで歩き登って行くが、最初は車疲れだったけれども歩くのはやはり気持ちがいい。今までの渋滞を忘れたように楽しく登っていく。乙女峠で富士山の絶景。もうお昼を塔に過ぎているのでここのベンチで昼食だ。もう今日はここで帰ってもいいくらいだが、たいした遠回りでもないので、頂上を目指す。
頂上も晴れていたが夕方が近づき、富士山は雲に隠れて見えなくなってしまった。金時茶屋でかき氷を子供が食べ終わるのを待ち、下山開始。何しろ私の母親は自分の歩く早さを心配して先に折り始めたがすぐ追いついた。本当なら10時前についてのんびりあるっても3時前には戻るはずだったが、今日は渋滞で送れたため、そうのんびりしてもいられない。金時神社に降りてきたのは5時近くになってしまい、その近くで写真などを撮っていたらもう暗くなってきた。帰りも渋滞だったが、行きよりはまったくお気楽。小さな子を連れて登る楽しさはもう味わえないだろうと思うと一抹の寂しさを感じてしまう。どこへつれてっても楽しい時代だった。