霧ヶ峰


蝶々深山

    
車山頂上                 八島ヶ原湿原                 車山高原

      昔、職場の同僚から3万円で買ったオンボロのブルーバードUに乗っていた頃、ドライブでこの霧ヶ峰に来たことがあった。なれない車の運転だったけれども、運転技術以上に果たして山道を登ることができるのか車の故障が心配だった。霧が峰もその当時はどういうところかわからず、ただ車を置いて湿原を半分くらい歩いたのを覚えている。どちらかと言うとたまたま通りかかったので寄ってみた程度だったが、今回はハイクコースをぐるっと一巡りの計画。
      さすがに観光地。人出は多い。車山の頂上まで楽珍なリフトでひとのぼりで到着。あいにく北側は霧で真っ白。視界は利かない。が、南側はなんとか見える。幸いなことにコースは南側を下っていく。気分よく蝶々深山を超えて物見岩でお昼休憩していたら、中年のおばさんハイカー2人がロープを超えて草原の中に入って昼食、そんなのアリ?レッドカードで即退場ものだ!
      八島湿原を一周。アザミの歌の碑がある。ヒュッテ御射山で大休止。横の御射山遺跡はかつて鎌倉武士たちが流鏑馬などを行っていたところらしい。それよりも我が家の面々は飲み食いするほうに興味があったらしく、かなり長い間の休憩をとりすぎ、バスが心配になる。ヒュッテ御射山を出たところで道に迷った。一緒に歩いていた一人旅の人もかつてそこで迷ったらしく、丁寧に道を教えてくれた。カメラ片手に一人旅というのもいいですねえ。沢渡から必死にバス停まで歩く。大切なのは景色よりも時間だ。例によって我が家の相棒は一人で先をどんどん歩いて後からついていく人があとを追うといういつもながらのパターン。最終バスをゲット!それをのがしたら曲がりくねったビーナスラインを延々と歩かなければならなかったはずだ。降りるときに前の人が小銭がなくて困っていたので両替してあげて喜ばれたてこちらもいい気分。と思っていたら子供がバス内に帽子を置き忘れたことに気がついた。幸いにも帽子はバス会社により発見され、落し物として預かってくれていた。翌日、下界のバスターミナルまで長距離を走ることになったけれど再びめぐり合うことができてこの旅はハッピーエンドだった。次回この帽子は本当にどこかでなくしてしまって二度と会わない運命となるのだが。