立石寺

閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声

      山形領に立石寺といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊に清閑の地なり、と「奥の細道」にある。立石寺は山ではないけれども山寺と言われるくらいだからここに入れておくことにした。何しろ登山口から登っていくわけだから登山に違いない。月山が台風で登れなかった翌日、台風一過とはよく言ったもので抜群の晴天となった。この旅の中でこの日だけが天気に恵まれたと言ってもよい。さすがは観光地、人出は多く、みな奥の院まで登っていく。立石寺といえばあの松尾芭蕉の奥の細道であまりにも有名だが、昔は遠い山の中にあっただろうと推測される。参道から振り返ってみても山形の山並みが連なっていて、山国であることを感じさせる。上まで行ってもどってきて、食べたチカラコンニャクは1本百円なり。慈覚大師円仁開基とされるが、この前目黒不動に行ったら同じ円仁の創建だったので円仁開基の寺はかなりあるようだ。円仁様のお菓子を買って駆け足の参拝だったが、今度行くときはもっとのんびりとめぐってみたい。

            
立石寺登山口                 立石寺根本中堂

            
   立石寺の展望    もどる            立石寺仁王門