両神山


二子山

行蔵峠

西岳から行蔵峠

金山志賀坂林道方面

東岳を登るファミリー

東岳の展望

東岳頂上

両神山頂から赤岩尾根

両神山を下る
        

    数ある山名のなかでもとても魅力的に響くこの両神山は日本アルプスとは又違ったハイカー憧れの山でもある。語源はいくつか考えられているようだがどれも確証はない。ただなんとなく横溝正史の犬神家の一族ではないけれどそういう昔ながらの伝説でも漂っていそうな魅力的な名前だと思う。最近、色々な町や市が合併し、ひらがなやカタカナを使った一見しゃれているように見えて実はなんとも間の抜けた名前の市が誕生しているが、両神山のある両神村はそんなことにならないように昔の名前を大事にしてほしいと思う。
    ガイドブックの両神山を登るコースは以前はよく白井差口からのコースが紹介されていたが、近年、地主と役所の対立があり、この白井差口コースは使えなくなっている。日向大谷から登るコースも一部その私有地を通過するのでその部分は新たに別のコースを木を切り開いて作ったらしいく、自然保護の観点からこれに疑問を投げかける人も多い。詳しいことはしらないけれどこういうトラブルがあるとまず行政側の官僚は自分の責任を認めることはないのでおそらくこの件も行政側の無責任さにあると思われる。不愉快なコースは諦め、結局、険しい八丁尾根をのぼることになった・・・
    279号線から金山志賀坂林道への本来の入口が工事中のため、入口がどこかわからず、しばらく行ったり来たりして、ようやく橋の下をくぐり八丁トンネルに向かう。トンネルをくぐるとトイレのある駐車場から二子山が見える。一台駐車しているが誰もいない。
    なんとなく険しそうで億劫な気分で登り始めて一時間、八丁峠につくと、トンネルの反対側から小学生の子2人を連れた人が登ってきた。険しければ引き返すらしい。お互い、別々に八丁尾根を登り始める。アップダウンが多く、鎖場が連続し、それなりに面白いが小学生の特に女の子にはハードなコースでお父さんも娘の世話が大変だ。いつのまにか同じパーティのようになって歩いていた。
    行蔵峠、西岳、東岳、そして両上山頂上。東岳くらいまで先を歩いていたが、雨が降ってきて雨宿りしているうちに追い抜かれ最後は一人で頂上を目指す。それにしても小学生二人は元気そのもので、こっちが頂上に着いたときはすでに彼らはお弁当を楽しそうに食べていた。こっちは例によってただのアンパンで我慢。
    頂上にはすでに数人が登っていた。一緒にきたファミリーを除けばみな日向大谷からの人たち。「一人なので落ちたら誰も助けてくれないと思い、慎重に来ました。」と半ば弁解のように挨拶すると、「こっちは二人だけど落ちたら誰も助けてくれないのは何人だろうと同じだよ。」と挨拶を返してくれた。
    「帰りはどうします?もうこのコースを戻りたくないですよね。」とお父さんに声をかけられ、一緒に通行禁止の作業道を下ることに。通行禁止とあるが、目印などははっきりついていてコースを迷うことはない。ただ、しっかり整備が行き届いていない可能性はある。下山後に車で八丁峠の駐車場に送ってもらった。ありがとうございました。お礼にデジカメで撮った写真を後日メールで送付。それにしてもお父さんの言うことをよく聞く子だと感心。疲れた、とかいやだとか一言も言わず、楽しく元気に歩いているのがほほえましい。携帯の付属カメラよりずっと高画質なデジカメで、家で留守番のお母さんも楽しく見られる写真を送ったと自負している。雨でデジカメが動かなくなったが、家に帰って乾かしていたらもとに戻ったので喜びが二倍に増えたような気がする。