笠森観音

五月雨に この笠森を さしもぐさ(芭蕉)

  
笠森観音堂     笠森観音山門    グリーンルート

  
風神           雷神          弁天池

     2004.05.08  傘森観音は有名なお寺なので千葉の人なら知っている人が多いだろう。江戸時代の絵によるとかなり高くそびえているが,それほどにではないとしてもお堂の高さが目に付くのは確かである。あまり知られてはいないがこの寺から野見金牧場までハイキングコースが続いていて、確か「関東ふれあいの道」か何かになっているはずだ。古いガイドブックしかもっていないのでなんともいえないが、その地図によれば展望の聞くところが何箇所かあり、千山望とか百山望とかいうところで多くの山が望めるらしいのだが、実際は木々に覆われていて展望はきかない。唯一、笠森観音から10分くらいのところにある展望台からの展望が、このコースの唯一の展望なのである。振り返ると笠森観音堂の屋根が木々の間にみえ、別方向に笠森霊園の広い敷地が一望できる。それ以後は山の稜線を行くのだが、山あり谷ありの連続で初歩のハイキングコースとしては結構な運動を強いられる。いつ果てるともなく階段のアップダウンが続き、展望が利かないせいか、余計に疲れる。ようやく舗装道に飛び出して再び山道へ。東屋できゅうけいしていたらすでに戻ってくる人達がいる。そのなかの話好きなご婦人が「このコース、いくつ山が会ったかご存知?」とたずねるので、わかりませんと言うと、「わたくし、ずっと数えてまいりましたら五十二(?)ありました。」と答えた。果たして52と聞こえたかどうか自信がないのだが、とにかく五十いくつかあったらしい。すごい!というのは、別にこのコースがいくつピークがあろうと驚きはしないが、この女性の根気強さに脱帽だ!自分だったらおそらく三つ数えたらもう飽きて後わからなくなるだろうところを、このコースの最後まで数えとおすというまれに見る辛抱強い能力。おみそれしました。
     ユートピア笠森について昼食でもと思っていたら、午後2時でランチタイムは終わりとのこと。それだけを楽しみに歩いてきたのになんということだ。仕方なく、お菓子を少し買って再びもとの道を戻る。実はもう山道が嫌で舗装道を帰ろうとしたのだが、少し行ったら結局山道に出会ったので、そのまま山道を利用してかえることになった。千葉の知られざるハードコース。先ほどの女性が言っていたが、ここは登山者が事前に準備運動して体を慣らすのによく使われるとか。小さい子を連れてなまじ遠くまで行かざるべからず。今回は一緒に歩いた親父は自分よりもはやく、まだまだ体力があることを実感した。