巻機山

      
  ヌクビ沢と割引岳       ニセ巻機      巻機山(御機屋)頂上   巻機本峰から割引岳

      
ニセ巻機からの巻機本峰      巻機本峰      ニセ巻機と割引岳    巻機本峰からの八海山


      巻機山は上越国境にある山で日本百名山に選ばれているせいかハイカーには人気の山だが、千葉からは多少遠く、計画どおりジャスト6時10分に桜坂駐車場に到着したときはもうかなり満杯だった。今日が日曜日のせいもあると思う。この前行った平日の袈裟丸山とはえらい違いだ。とにかく準備して登り始める。地元の山岳会の人だろうか、登山口で登山届けを出すようにとアドバイスされる。もちろん、前日作ってあったカードを提出したが、中には出さないで登ってしまう不届者もいるかもしれない。「登山は自己責任」という駐車場の看板が重く心に響く。ゆっくりでも安全に行かなくてはと思う。  
      西日本は台風だが新潟は晴れの予想。しかし、風が強いのは台風の影響だろう。駐車場は二合目だが早くも五合目で疲れきり、ため息交じりに休憩。展望は五合目付近から開けてくるものの、まだ樹林帯は越えない。六合目の展望地で上の写真に載せた展望が得られ、ようやく7合目付近でニセ巻機の姿が現れる。すでに登頂して来た人とすれ違うようになり、もっと早く出発すべきだったとも思うけれど、登ってきた井戸尾根を眺めると下のほうにまだ遅れて登ってくる人がいて一安心。でも、結局何人かの人に抜かれてしまった。
      八合目を過ぎ、ニセ巻機頂上を目指す。ニセ巻機の頂上は九合目にあたるところで、巻機本峰の姿を目にすることができる。休憩してしばしこれから行く本峰を見ながら水を飲む。この前、袈裟丸山のときは、帰る途中、小丸山付近で水が残り少なくなり節約して飲んでいて、とうとう寝釈迦のところで水を飲みつくし懲りたので、今日はこの前の2倍の水とグレープジュースと果物のソルダムをもってきた。ジュースとソルダムは六合目付近で飲み食いしてすでになくなったけれども、水は十分だ。安心してがぶ飲みする。
      次に非難小屋に下る。さらに尾根をのぼれば御機屋(おはたや)と呼ばれる休憩に最適な地点に出るが、今ではここに巻機山頂上のりっぱな看板が立っていて多くの人が休憩している。大集団で来た人たちがなごやかに(?)話しているのだが、頂上道標の下にその人たちの一部が陣取っていて記念撮影さえままならない。一緒に登ってきた二人が記念撮影を始めたところ、どいてくれと頼めるような雰囲気ではなく、仕方なくそのまま撮影し始めた。その後で「あ〜あ、お姉さんが映っちゃったよ。」と嘆いていた。カメラを向けても気が利かない人もいるのだから、声をかけてどいてもらうべきだったかも知れない。その場の雰囲気からして撮影を嘆いていた男性二人組みに同情してしまった。自分はと言えばしばらく待ってあいた瞬間にデジカメで撮影してもらったが、フィルムカメラで撮影するだけの余裕はなくあきらめ、巻機本峰を目指す。
      巻機本峰を目指す人は御機屋にいる人の数からすれば少なく、特に今日は強風で歩きづらい。さらに牛ヶ岳のほうに行こうと思ったがさすがに歩いている人はなく、途中で引き返した。牛ヶ岳、割引岳はまた次回に楽しみを回しておこう。本峰から戻るとまださっきの大集団がいてみんなで歌を歌っていた。どこかのコーラスグループかもしれない。結局コーラスの邪魔して記念撮影するから道標の前をどいてください、と言う勇気もなく下山を開始。フィルム撮影はできなかったのは残念だが仕方ない。
      下山途中でコーラスグループの人たちに抜かれ、かなり最後のほうを歩いてきた。一ヵ月半ぶりの運動で足が痛く、運動不足、体力のなさを痛感。大量の水も飲み干し、グレープジュースがあと一本あったらなあ、とずっと後悔しながら駐車場にたどり着く。4:00に家路につく。
      快調に車は山道を下山していく。車検は終わったばかりでエンジンは快調だ。しかし、山道は狭い。民家がちらほら出てきたところで登りの乗用車と鉢合わせ。女性ドライバーはあまり脇によってくれない。仕方なく、こちらが車体の半分以上草むらの中へ左によることになったが、女性はそのまま通過していった。道に戻ろうと思いハンドルを右に切りアクセルを踏んだとたん、ガツンというショックを受け、5秒後振動が始まり、10秒後にはその振動はかなり激しくなり、15秒後にあきらめて車を停止。降りてみればフラットタイヤ、つまりパンクだ。草の中だったので草しか見えず、何もないという予想をしてアクセルを踏んだ自分が情けない。尖った石か道に埋め込まれた石柱があったのだろう。こんな山の中でどうすりゃいいんだと思うが電話しようとか、補助タイヤはどうやってはずそうかとか・・いろいろ考えるが気が動転しててよく自分がわからず近くにあった家に電話を貸してください、と駆け込むことになった。いつもの修理工場に電話して指示を仰げば何とかなるだろうと思ったのだが、事情を聞いていたその家の息子さんに親切にも車の補助タイヤ交換を指南されることになった。じつはほとんどやってもらった。旅の「自己責任」をまっとうできない自分を反省します。
      ついてない。こんな状態で長距離を走るのは違反だろうとは思うが、しかたない。今日は日曜日でガソリンスタンドもお休みだ。何とか千葉にたどり着いたのが10時過ぎ。。まったくついてない日だったが、次回パンクしたらこれほど動転せずに処理できるだろう。ちなみにこの翌日すぐに修理工場に駆け込んだが、タイヤは側面が裂けていてもう使えず、新品に交換となった。ぜいたく品ミシュランタイヤ一本14800円なり。
      後日、Oさんに暑中見舞いの形でご迷惑をおかけしたお礼にビールとはがきをを送る。(住所、名前はお母さんからお聞きしていた)。いや、あの節は見ず知らずの人間に親切にしていただきほんとうに助かりました。ありがとうございました。送ったビールを飲んでいただければ幸いです。