高月山

古座間味ビーチにて


高月山頂上から望む
阿護の浦湾

大戦中はここから米軍の艦砲射撃が行われた

この美しい風景はかつての戦場でもある。
古座間味ビーチから望む
高月山(翌日撮影)

高月山頂上から望む
古座間味ビーチ

米軍の一部はこの古座間味ビーチに上陸した

            10月31日(月) 沖縄の慶良間諸島のひとつ、座間味島。そこにある高月山は標高137mで決して高くはない。現在では頂上まで舗装道が続き、自動車道でも登ることができる。この道はかつてアメリカ軍が軍用の道路としてブルドーザーを使って切り開いたものだ。二次大戦中、米軍が沖縄本島に上陸する前に初めて占領したのはこの美しい慶良間諸島だった。座間味集落に米軍の主力が上陸、古座間味ビーチに一部が上陸したこの座間味島は美しい自然に満ちているが戦場でもあったのだ。住民の集団自決の悲劇があったのは慶良間諸島の中でこの座間味島だけだった。頂上に至る途中にその碑が建っている。高月山の展望は抜群だけれども、この日、小雨が降っていて霞んでいた。
      ☆下の歌は別にこの場所の歌というわけではなく、たった数日の自分の出張中の気持ちというわけでもない。たまたま持っていった重松清の『ニッポンの単身赴任』のまえがきに載っていたものでまさに“単身赴任”である防人の気持ちを歌ったもの。戦争というのは赴任先が戦場という究極の単身赴任とでもいえようか。この本の中で単身赴任が明るく語れるのも、この平和な時代に会おうとすればいつでもすぐ会えるという安心感があるからこそだろう。

我等(わろ)旅は 旅と思ほど 家(いひ)にして 子持ち痩すらむ わが妻(み)かなしも (万葉集巻二十 4343)